防災及び人権侵害防止に係る研修を実施しました

 桃谷高校では、毎年この時期に課程や部を越えて、桃谷高校に勤務するすべての教職員を対象とした防災及び人権侵害防止に係る研修を実施しています。今年度は、8月29日(木)午後に、学校の前にある生野区民センター内の「リゲッタIKUNOホール」で実施しました。

 前半の防災研修では、「平成30年9月の台風対応について~初の避難所開設における課題と対策~」と題して、生野区役所地域まちづくり課の方からお話を伺いました。平成30年9月4日に大阪を直撃した台風21号に際して、生野区では区の判断で19の小学校に避難所を開設し、区民の支援に当たられました。また、その経験をもとに9月30日の台風24号でも避難所を開設し区民の支援に当たられたそうです。避難所開設に当たっては、周知の方法や避難してきた方の支援の在り方、閉鎖の判断等多くの課題が見えてきたとおっしゃっていました。生野区では、避難の必要が生じた場合は区内全ての小学校を避難所にするようですが、様々な事情で本校に避難されてくる方がいないとも限りません。その時への備えは十分にしておく必要があると感じました。

 後半は、大阪府教育庁教職員人事課の管理主事から「職場のハラスメント」と題して講義をいただきました。府では、セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントに対する指針を作成しています。その指針をもとに、ハラスメントの起こらない職場づくりに向けて、事例研究を交えお話をいただきました。お話のまとめで、株式会社クオレ・シー・キューブが提唱する「ハラスメントフリーな職場」について説明がありました。ハラスメントフリーな職場として、「ハラスメントから解放されている職場」「それぞれがお互いを尊重し合う職場」など6つの項目が規定されています。本校も、「ハラスメントフリーな職場」になるよう、お互いを尊重し、働きやすい職場づくりを一層すすめたいと強く感じました。