8月27日(火)、府立学校の2人の教員を講師にお招きし、「SNSトラブルを防ぐために」をテーマに人権教育研修を実施しました。講師のお2人は、大阪府立学校人権教育研究会(府立人研)の「情報と人権」チームでこのテーマについて研究し、他の府立学校でも人権教育研修の講師を務めておられます。
はじめに、「事例から見る生徒の心」と題して、これまでに起こった書き込み等による問題事象の紹介と、なぜそのようなことが起こるのか、防ぐにはどうしたらいいのかのお話がありました。「本音を出せる場所を複数作る」「教員が相談できる人になる」、事象によっては「社会資本とつなぐ、連携する」ことが大切で、「様々な問題事象の背景には、コミュニケーションの問題もある」と伝えていただきました。
後半は、コミュニケーション能力を身に付けさせるために活用できる簡単なワークと「SNSトラブルを防ぐため」に実際に高等学校で取り組まれている教材を紹介いただきました。
人権教育を進めるに当たっては、現状をしっかり認識することは欠かすことができません。その意味では、前半のお話は非常に参考になるものでした。あわせて、本校生徒の現状を踏まえ、本校生にどのような力を付けさせる必要があるのかをしっかり考えることも必要です。そのヒントを今日の研修いただいたと感じています。今日の研修内容を今後の人権教育に生かしたいと思います。