12月12日(水)ホームルームの時間を使って生徒向けに「依存症予防教育」の講演会を実施しました。講師はギャンブル依存症等の相談対応を行っている精神保健福祉士の先生でした。
「ギャンブル依存症はWHOが認めた病気です」というお話しから始まり、ギャンブル依存症の診断基準、依存症の進行と特徴、物質(アルコール・薬物)依存症との共通点・相違点、ギャンブル依存症への対応などのお話がありました。少ない給料を増やそうとギャンブルにのめりこみ逆に借金を増やしてしまう等、ギャンブル依存症と貧困問題は関係が深いともお話しされました。
「自分には関係ない」と思っている生徒が多いかもしれませんが、誰もが好んで依存症になっているのではなく誰にでも可能性があること、「一人の依存症の周りには30人の被害者がいる」という先生の言葉のように周りに依存症の人が出てくる可能性もあること、依存症の人を責めても効果がなく大切なのは支援者を増やすことなど、今日の話を少しでも心に留めておいてほしいと思います。