12月7日(金)、大阪府立学校在日外国人教育研究会(府立外教)の第26回研究集会が本校で開催され、本校から5名参加しました。
開会全体会で、会長、来賓の挨拶と運営委員長による基調報告がありました。基調報告の中で、府立高校に在籍する外国籍生徒のうち約1割の国籍を学校が把握できていないという事実が伝えられ、進路指導を含めて適切な指導・支援を行うためには国籍や在留資格を把握することが重要であるという提起がありました。
その後、記念公演として劇団タルオルムによる一人芝居「チマチョゴリ」が上演されました。朝鮮高校に通う18才の女子生徒が、母から聞いたチマチョゴリにまつわるエピソードを織り交ぜながら思いを綴る一人芝居です。演者は実際に18才で、18才とは思えない演技力に圧倒されながら、芝居で語られるエピソードに涙なしには観ることができませんでした。
後半は、分科会で2つの学校からの実践発表がありました。
入管法が改正されれば、ますます外国にルーツのある生徒が増える可能性があり、府立外教の役割が一層大きくなると予想されます。今日の参加者が、ここで学んだこと感じたことを、今後の教育活動にしっかりと生かしてほしいと思います。本校でも、しっかりと取り組んでいきたいと思います