スイッチで動く電動車いす
1.「スイッチで動く電動車いす」について
前後左右の4方向への移動が可能になるインターフェイスを接続することで、レバー以外にスイッチ等の様々な入力装置を接続して、操作が可能になる電動車いすを自立活動のコミュニケーション学習に活用しています。
2.学習効果
自力移動が困難な児童生徒が、自ら操作する電動車いすに乗って、動くことの楽しさを知り、自分にもできるという気持ちを育てることで主体性がはぐくまれると考えます。そして自分の気持ちを伝えたいというコミュニケーション意欲を高めることにつながります。また、スイッチを押すことで電動車いすが動き、景色や振動などの身体に変化が起きたことへの気付きは、コミュニケーション手段のひとつであるスイッチで操作するVOCA(音声出力会話補助装置)の使用にもつながります。
3.授業での様子の映像
上肢でスイッチを押すことが困難なため頭部を使用し、行きたいところを携帯用会話補助装置「レッツチャット」に入力して伝え、電動車いすを自走する生徒の様子です。