高等部
1.教育のねらい
(1)生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばす。
(2)自らの障がいについて理解し、それによる困難に立ち向かえるようにする。
(3)キャリア(経験)教育を充実し、社会の一員として積極的に生きる人間を育てる。
2.指導の重点
(1)健康の維持・増進をはかる。
(2)日常生活能力、体力、学力を向上させる。
(3)コミュニケーションの力をつけ、自分の思いを表現できるようにする。
(4)集団生活のルールを学び、社会性を身につけさせる。
(5)進路について学習・実習を行い、卒業後に備えさせる。
3.教育課程
(1)A類型
何らかの手段を用いて教師とのコミュニケーションがとれ、社会生活への適応と自立に向けて、教科別の学習を進めることができる生徒が履修する。
(2)B-1類型
知的障がいや身体障がいはあるが、教師とのコミュニケーションがとれ、「国語」「社会」「数学」「理科」等の基礎的な教科において下学年適応の教科学習を行う。社会生活の適応と自立に向けて「生活」「作業」を「自立活動」として履修する。
(3)B-2類型
知的障がいのために教師とのコミュニケーションがややとれにくく、「国語」「数学」「理科」等の基礎的な教科において下学部適応の教科学習を行う。社会生活の適応を目指し、「生活」「作業」を「自立活動」として履修する。
(4)B-3類型
知的障がいや身体障がいのために教師とのコミュニケーションがとれにくく、「国語」「数学」等の基礎的な教科において知的代替の教科学習を行う。「作業」等を「自立活動」として履修する。
(5)C類型
健康面での配慮が特に重要であり、人間関係を大切にしながら基礎的な生活関連動作の獲得や生活を豊かにすることを目標として、自立活動を中心とした学習を行う。
4.集団編成
3学年混合で、生徒の実態と課題別にグループを編成している。
Ⅰ班 自立活動を中心とした学習を行う。
Ⅱ班 日常生活能力及びコミュニケーション能力の向上に重点をおいた学習を行う。
Ⅲ班 コミュニケーション能力を高め、基礎学習を行う。
Ⅳ班 社会性と一般常識を身につけ、下学年の学習を行う。
Ⅴ班 社会性と一般常識を身につけ、高等学校に準じた学習を行う。(今年度設定なし)
5. その他の指導・活動
(1)進路指導 進路校外学習(1年)、校内就業体験(1、2年)、校外就業体験(3年)、卒業生へのアフターケア
(2)生徒会活動 府立高等学校と各種交流を行っている。
・ブラスバンド演奏会(秋、本校) ・交流会(7月、3月 ともに本校) ・和泉高校文化祭(垂れ幕出品) ・久米田高校(ダンス交流)