学校長より
本校のスクールミッション
「世界遺産である古市古墳群の一角に位置し、地域に密着した教育活動を続けてきた普通科高校として、確かな学⼒と主体性、創造性を伸ばし、公共⼼を養うことで、地域社会・共⽣社会のリーダーとして活躍し、さらには国際社会に通用する人物を育成する。」
藤井寺高校は、1974年に府立第87校として開校しました。本校は緑豊かな古墳の森に囲まれ、古代から引き継ぐ文化の担い手として地域に密着した「普通科」校ならではの特色を生かし、「知」「徳」「体」の育成を図るとともに、生徒が「藤高(ふじたか)」生のプライドを持って行動することができる学校をめざし教育活動を推進しています。日々の授業を第一とするのは当然のことですが、全教室に設置されたプロジェクターやICT機器の先進的活用やオンライン学習、創意工夫された探求の時間は満足度において生徒たちから高く評価されています。また、入部率が7割を超える部活動や生徒会を中心に企画運営される様々な学校行事など、主体的な活動が活発に行われ、生徒たちは楽しく生き生きと活躍する中で自主性、協調性を養うとともに、入学してよかったと思える学校づくりの一翼を担ってくれています。
さらに藤井寺高校では3つの交流・連携が実践されています。1つめはオーストラリア、ニュージーランドとの海外交流。夏休みに現地でのホームステイ研修を体験し、異文化に触れるとともに語学力に磨きをかけています。2つめは藤井寺支援学校、藤井寺北小学校との交流・ボランティア活動です。年間を通じて実施される様々な交流活動は生徒たちの視野を広げ、大きく成長させる糧となるだけではなく、地域に根ざし、地域で活躍する人材の輩出に繋がっています。この2校との交流活動は本校の教育課程にも位置付けられ、学外増加単位として認定されます。3つめは大学との連携です。以前から連携していた四天王寺大学に加え、大阪教育大学ともつながりを深めています。教職をめざす生徒たちのプラスになればと思います。
これまで培ってきた藤高の伝統を大切にしながらも、地域・国際社会の中で活躍できる人材の育成に全教職員が一丸となって取り組んでまいります。引き続き、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
令和6年 4月
大阪府立藤井寺高等学校
校長 水元 誠致