3年次のキャリア教育の取組みを紹介します

 みなさんこんばんは。准校長の中濵です。

 本日の1・2限、3年次がキャリア教育の一環として「コネクションズおおさか」から講師を招いて仕事について考える取組みを行いました。「コネクションズおおさか」は、認定特定非営利法人育て上げネットが運営する15〜39歳の方が無料で職業的自立のために相談できる総合相談窓口で、大阪駅前第2ビル4階にあります。

 本日の取組みは、携帯電話ができるまでにかかわる職種について考えるグループワークを通じて、さまざまな仕事の上に世の中が成り立っていることに気づくとともに、仕事の情報を増やすために今できることを考えて見るという内容でした。携帯電話ができるまでにいくつの職種がかかわっているか知りたい人は、参加した生徒さんか3年次担当の先生に聞いてみてください。

 「かかわりに気づく」ことはキャリア教育にとって重要です。例えば、プロ野球選手が高いパフォーマンスを発揮するためには、それにふさわしいバットやグラブ、スパイクやユニフォーム、グラウンドコンディションなどのほか、フィジカルやメンタルを支える人なども必要ででしょう。また、再生医療に対して医師が力量を発揮するためには、それにふさわしい実験用具や試薬、実験室の温度管理などのほか、研究内容が法的倫理的な問題に問われるか否かを判断する人、経済的基盤を整える人、人的資源を確保する人なども必要です。

 キャリア教育に大切なのは、過去とつなぎつつ次の一歩をどう踏み出すかです。今日の1・2限の取組みを経験した生徒さんたちには、今までと違う「今できる」次の一歩を踏み出すことをしてほしいと思います。