本校では、新規採用3年めまでの教員を対象として、教員としての素養や同僚性を高めることを目的とした自主研修を行っています。今年度は採用4年めの教員がいずれかの回で講師を務めることにしています。
今回は第6回、テーマは「進路指導」。セミナーは参加している教員が高校時代に進路について考えたこと、高校の先生と進路について話したことを振り返るところから始まりました。その後、進路部の仕事をしている4年めの教員が、進路指導に関わって自身が考えていることまた取り組んできたことを話してくれました。生徒と進路について話をするときは、生徒が自分の将来について「〇〇をしたい」と安心して言える雰囲気づくりが大切で、生徒と話をするときには「生徒の意見を否定しない」「否定的な言葉を使わない」ように気を付けていると話しました。生徒が持てる力を最大限に発揮するためには、安心できる場と自分を認めてもらえる経験が大切で、そのことをまさに実践している話でした。
今回のテーマは進路指導でしたが、生徒が安心できる場づくりや生徒の意見を否定しないことはすべての教育活動に共通するものです。本校生が社会で自立できるように、持てる力を十分に発揮できるように、学校が安心できる場になり、進路指導に関わらずすべての教育活動で自己肯定感を高める取組みを進めたいと思います。