10月23日(火)、和歌山県立の定時制高校の教頭先生をはじめ4名の教員とスクールソーシャルワーカーが、本校の学び直しの取組と「かめカフェ」の視察に来られました。
来られた高校は、在校生の6~7割が高校入学までに不登校の経験があり、学校に保健室とは別の居場所が必要だとの問題意識から、「カフェ」にとても関心をもっておられました。本校にも、不登校経験のある生徒はたくさんいて、話をしていると共通する課題が多く見受けられました。
18時に来校され、本校の外部人材を活用した生徒のアセスメント方法や学び直しの授業、「カフェ」の取組について約1時間説明したのち、実際に「カフェ」を見学してもらいました。説明の途中で「休み時間にカフェを来て、次の授業に行かない生徒はいませんか」との質問がありました。「カフェを始めたころはいましたが、今は時間を守って授業に出ています」と回答しましたが、実際にカフェ終了時間になると、そこにいるすべての生徒が授業に向かう姿を見てとても驚かれていました。
学校において、生徒が安心できる「居場所」の必要性はますます高まっています。本校の取組(府が実施する「課題を抱える生徒フォローアップ事業」)がお越しいただいた学校の参考になれば幸いです。