6月27日(水)、新着任研修で生野区内にある小学校の「国際クラブ」を見学しました。
放課後、私たちが教室で待っていると、児童がバラバラと集まってきました。日頃ひとこと会話の練習をしている本校教員が「アンニョンハセヨ」と声をかけると、児童も「アンニョンハセヨ」と答えてくれました。今日は、学校公開の日でもあり、保護者も参観に来られていました。
児童の進行で挨拶を行った後、先生から、韓国朝鮮の遊びの話がありました。日本の遊びと似ているところ、違うところなどを質問すると、子どもたちが積極的に意見を出していました。その後、ユンノリという日本のすごろくのような遊びを本校教員も一緒に楽しみました。小学生が相手だというのに、本校教員も駒の動きに一喜一憂。結果は、児童対本校教員の3組のうち、2組が児童の勝ち、もう一組は時間切れで勝負がつきませんでした、勝った児童はとても喜んでいましたし、負けた教員は子どものように残念がっていました。
クラブ終了後、担当の先生から、国際クラブができた経緯(できたころは「民族学級」)や1年生からの活動の流れ、クラブで大切にしていることなどお話しいただきました。またこの小学校には、韓国朝鮮以外に、カナダやモンゴル、中国、ラオス、オーストラリアなど、様々な国にルーツを持つ児童が在籍していることも教えていただきました。本校にも、外国にルーツを持つ生徒が多数在籍しています。今日のお話から、一人ひとりの生徒が、自分のルーツに自信を持って生きていけるように教育活動を行い、しっかりと支援していくことの大切さを改めて感じさせられました。国際クラブの先生と児童のみなさん、今日はありがとうございました。