自分の将来について考えたことはありますか。この先、人生を過ごしていけば、どんな大人になるんだろう、どんな人生を歩むんだろう、この先、どうなっていくんだろう、と考え始めるといろんなことが出てきます。そして、なんとなく期待を感じたり、不安を感じたりします。
将来を思う時、期待と不安という二つの相反する思いが出てきます。期待というのは、こんなことをしたい、こんな自分になりたい、など、何かしら目標があるときです。そして、不安というのは、このままで大丈夫なんだろうか、この先とんでもないことになるのではないだろうか、というぼんやりした未来に対するものなのです。目標があったとしても、その目標を果たして達成できるのだろうか、という不安もあります。不安から期待へとシフトさせるにはどうしたらいいのか。
それが、自分で物事を考えるということなのです。みえない不安なら、みえるものから考えることです。そして、心配していることのほとんどは起こらない、と言う言葉があります。人間はどうしても悪い方に考えがちなのだそうです。それは、防衛本能であって、悪いことが起こるかもしれないということで、自分のこころを守っているそうです。ただ、悪い方の出来事が起こった時に、どのように対処するかということを考えることで不安を紛らわすことができます。
危機管理の考え方です。災害でもなんでも、最悪の事態を考えて楽観的に行動する、というのが基本的な危機管理の考え方です。こんなことは起こるはずがないから、大丈夫だといって、何も対応を考えないのがよくないのです。原子力発電では、災害を考えると危険だと思われるから災害マニュアルというのは最悪の事態まで想定されていなかったそうです。
個人の危機管理も同様です。最悪の事態に不安を感じながら、それをいかに対応してよい方に切り替えるかということを考えるのです。その対応の仕方が、学習です。情報はいっぱいとれます。しかし、この情報過多の世の中で、いかに正しい情報を得るかということが、自分の考える力になるのです。