毅然とした生活指導

社会人基礎力を身につけることが目標です。また、生徒が安心して学べる環境を維持するためにも、最低限のマナーやルールは厳しく要求します。 時間やルールを守るなど、果たすべき役割と守るべき規範を自覚できる生徒を育てるための生活指導を大切にします。

以下は生徒心得といって、長吉高校に入ったら必ず守らなければならないルールです。

懲戒について

懲戒とは

 本校では法律や学校のルールに違反した行為については、懲戒という指導を行います。懲戒には退学・停学・訓告・生徒部長厳重注意等があります。このうち退学・停学・訓告は校長が行います。停学期間中は出席停止とし、この期間は授業を受けることはできません。
 また、2回目以降については日数が加算されます。なお、懲戒の申し渡しには、必ず保護者に同伴していただきます。

懲戒の対象

  • 喫煙・飲酒およびその予備行為、ならびにその同席
  • 薬物等の乱用およびその予備行為、ならびにその同席
  • 窃盗・横領・恐喝、ならびにこれに類する行為
  • 暴力行為および暴言、ならびにこれに類する行為
  • 故意による、公共物などの破損または汚損する行為
  • 車両に関する規定の違反行為
  • 考査中の不正行為、ならびにこれに類する行為
  • 教育上の指導に対する指導拒否や指導無視等
  • 度重なる学校遅刻
  • インターネットやスマートフォン等を使用した誹謗・中傷、画像の無断転載やコミュニティサイト等利用による問題行動
  • そのほか学校の秩序を乱す行為等、生徒としての本分に反した行為

車両に関する規定

  • 登下校に単車・車の使用は禁止です。
  • 車両での送迎は「保護者のみ」です。友人の保護者や兄弟・親戚などの送迎は禁止です。
    特別な事情がある場合は、事前に学校へ連絡を入れ許可を受けてください。
  • 制服または本校指定の体操服着用での運転は、いかなる場合においても禁止です。
  • 放課後・休日の部活動など授業以外でも、登下校の単車・車の使用は禁止です。
  • 行事・遠足などの学校行事以外での学習活動においても、単車・車の使用は禁止です。

遅刻について

  • 8時30分の始業時間に間に合わないことを「学校遅刻」といいます。
  • 一度登校していても、授業に遅刻することを「業間遅刻」といいます。
  • 度重なる遅刻には、学年指導・生徒部長指導・懲戒などがありますので、遅刻しないように心がけてください。

服装・頭髪・装飾品について

服装について

  • 制服を正しく着用すること(シャツは学校指定のみ着用可、改造、スカートの折り込み等の禁止)。
    制服を改造した場合は学校預かりの上、新しいものを再度購入してもらいます。(スカートの丈については、採寸時の長さが業者から学校の方に送られてきています。それよりも短い丈の場合、切ったということがわかりますので、学校預かりの上再度購入となります。本校の制服はレインボーカラーの糸で縫製されています)。
  • 防寒具については制服(ジャケット)の下には学校指定のセーターかベストのみを着用可。ジャケットを使用せず、セーター・ベスト・シャツの上に防寒具のみを着て登校してはいけません(防寒具を着る場合は必ずジャケットを着用すること)。防寒具・マフラー・手袋などは登下校時のみ着用し、教室では着用しないこと。またスカートの下にジャージ等をはくのは禁止です。教室内でひざ掛けを使用することは可ですが腰にまいて廊下を歩くことのないようにしてください。
  • その他の服装上の注意として、学校生活においては靴を履くことを基本とします。スリッパやサンダル、クロックス、ハイヒール、ブーツ等は禁止です。

制服の着こなし

頭髪について

 本来の自分の髪の毛の色、地毛であること。染髪、パーマ(アイロンパーマ)等での変形、エクステ等の加工に対しては改善指導を行います。また、明るい色などの地毛の申請をしていても、そのあと染色したり、のびてきた根元の髪の毛の色が違う場合は、根元の色に合わせる指導を行います。

化粧・装飾品について

  • 化粧(口紅・色つき等のリップ、まゆ、ファンデーションなど)や付けまつ毛、付け爪など顔や体を飾るものの禁止。違反があった場合は改善指導を行います。
  • 装飾品はピアス(透明も含む)、ネックレス、指輪、ブレスレット(ミサンガ、スポーツ用等も含む)、その他アクセサリー、カラーコンタクト(度つきも含む)などの禁止。違反に対しては預かり及び改善指導を行います。

イエローカードについて

 服装・装飾品の違反についてはイエローカード制による段階的指導を行います。回数累積の場合、保護者の方同伴の上での指導を行う場合があります。これからの進路を見据えて、生徒の将来のためにも学校の規則を守るという姿勢を身につけていただくために指導してまいりますので、ご協力よろしくお願いします。

携帯電話、その他電子機器について

 携帯電話やメール及びネット上での誹謗中傷・いじめ、インターネット上のトラブルなどから子どもたちを守るために、各家庭で十分に話し合いの上、利用に関するルールづくりを行ってください。なお、校内での不必要な使用は控えてください。授業中や考査中などは使用厳禁です

その他

以下の行為は懲戒の対象になる場合があります。

  • マンションや団地等の敷地内(非常階段・ホール・踊り場・駐車場・駐輪場など)に立ち入るなど。
  • 公園・コンビニ内及びコンビニの駐車場とその周辺で、たむろするなど。
  • 保護者以外の友人・知人・兄弟・親戚などを校内に呼び入れるなど。
  • SNS等に無断で他人の写真や情報を掲載したりすること。

いじめ防止に関する本校の考え方

 いじめは、その子どもの将来にわたって内面を深く傷つけるものであり、子どもの健全な成長に影響を及ぼす、まさに人権に関わる重大な問題です。本校では、全教職員が、いじめはもちろん、いじめをはやし立てたり、傍観したりする行為も絶対に許しません。どんな些細なことでも必ず親身になって相談に応じます。そのことが、いじめ事象の発生・深刻化を防ぎ、いじめを許さない生徒の意識を育成することになると考えております。

そのためには、学校として教育活動の全てにおいて生命や人権を大切にする精神を貫き、教職員自身が、生徒を一人ひとり多様な個性を持つかけがいのない存在として尊重し、生徒の人格のすこやかな発達を支援する指導を徹底しています。

 長吉高校では、外国にルーツを持つ生徒が多数在籍しています。その現状の元、「互いに違いを求め合い、ともに学びともに生きる」という府の基本方針を受け、多文化共生教育を推進することを学校経営計画に定め、人権教育に重点をおいて取り組んでいます。いじめは重大な人権侵害事象であるという認識のもとに、学校いじめ防止基本方針を定めています。

2024長吉高等学校いじめ防止基本方針

                                 令和6年9月 更新