看護医療コース紹介

看護医療コースの紹介ページ

看護医療コース

 看護医療コースは将来医療分野の仕事を志す人を対象としたコースです。具体的な仕事としては、看護師、理学療法士、作業療法士、放射線技師、また最近では臨床検査技師をめざす人も見られるようになりました。こうした医療分野にすすむために、人体についての知識を学ぶ基礎となる生物、化学の授業、医療のサービスを受ける人やスタッフとのコミュニケーションを円滑に行うための力をつける国語、健康や病気について学ぶ授業があります。そこで中心となる授業の一つが「看護医療実習」です。

授業「看護医療実習」

 この授業は大阪保健福祉専門学校で行われます。専門学校まで徒歩5分、その校舎の7階に実習室があります。講師を務めるのは医療分野で専門の知識と経験をお持ちの先生。医療現場での実技や知識、またそれらを通して医療に従事する者としての心得を学びます。 看護医療コースにすすむ生徒は1年生の秋ごろからこの授業に向けた準備を行います。そこでは、先生の指示には「はい」ときちんと返事すること、授業でわからないことがあれば必ず質問すること、授業で気づいたことはメモを取ること等社会人としてのあるべき立ち居振る舞いも学びます。授業を担当される専門学校の先生方は大変熱心で、看護医療コースの生徒たちのためにスライドや資料を作成してくださいます。生徒たちは毎回の授業の後、400字で「授業まとめ」を書きます。はじめは400字のマスを埋めることに時間がかかるものの、半年もするとすらすら筆が進み400字を軽々完成させられるようになります。将来の記録作成にも役立つことが期待されます。

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ある日の看護医療実習の模様

この日の実習内容は「体位変換」。生徒たちは初めに体位変換の必要性や方法を学んだ後、二人一組で実際に体位変換にチャレンジ。病院にあるのと同じベッドを使い、仰向けになっている友達を横向けにしたり、再び仰向けにしたり、、、。患者さんが楽に感じるか、自分には大きな負担がないか、どうすれば互いに楽で安全かなどを考え、講師からアドバイスを受けながら実習は進みました。実習の後、生徒たちは講師の方からお話を伺いました。生徒からは「床ずれ」についての質問が出され、先生は丁寧に説明されました。最後に体位変換のポイントのおさらい がスライドを用いて行われ、「ここで学ぶのは基本。看護には正解がなく、その場その場で何が正しいか考えることが大切」とまとめがあり、この日の実習は終了しました。

授業「健康学」

 看護医療コースの生徒のために開講されている授業「健康学」では、看護師をはじめ医療現場で働くことをめざす人のために、知っておくべき健康や病気についての知識などを学びます。「健康」とは何かに始まり、呼吸器系、循環器系、神経系、消化器系など体のつくりと働き、また、「チーム医療」という考え方、栄養学に関する知識、癌、脳死臓器移植といったことについても思考を巡らせ、深く学ぶ授業です。知識を増やすだけでなく、医療現場で働上でしっかりと考えてほしい課題にも取り組みます。医療の現場で働くことをめざすみなさんは看護医療コースで共通の目標を持つ仲間と共に学んでみませんか。kan4.jpgkan5.jpg