言葉にする

ここ数日、朝晩はすっかり涼しいどころか、冷えるように感じることもあります。お昼は気温があがるとはいえ、秋がみえてきたように思える日々です。

さて、定時制の学校というのは、授業が夕方から始まります。日が暮れるのが早くなったので、最近は登校時間には暗くなっています。帰る時にはもうすっかり夜です。本校の付近には住宅が多いので、もう休んでいるような風景が広がっています。でも少し降りた堺東駅付近は、人がまだ多くいます。

季節によって、夜の表情って違って見えます。夏の夜は、まだ暑さが残っている中、気温も高く、湿気がまとわりつくなか、なんとなく人の喧騒があってもなじむような気がします。秋から冬にかけると、涼しくなってくるとともに、虫の声が響き、どちらかというと静けさが支配するような気配がします。特に冬の寒さはピリッとした寒さの中に、あたりがしーんとしている雰囲気がします。

もちろん個人の感じ方なので、みんながそうだとはいえませんが、人はいろんな場面での感じ方があります。同意できる場合もあれば、違うなあという場合もあります。ちょっと立ち止まって、今、自分がいる周囲の風景を味わってみましょう。そして、その景色を、感じてみましょう。さらに、その感じたことを言語化、言葉であらわしてみましょう。人に伝えられればよし、自分の心の中で言葉をかみしめるのもまたよし。それが、季節を味わう方法のひとつかもしれません。