つながる

集団で生活をしていると、なんとなく誰かと一緒にいたいと思います。そして、その一緒にいたい人と行動をします。よくありますね。一緒にいたいと思うのは、感じ方、見方が同じ、フィーリングが合う、など、なにかしらその人と自分とが共通点があるか、気が合うというところだと思います。だから一緒に行動したいと思います。

では、一人でいるのが嫌だから、誰かと群れている、ということになるとどうでしょう。一人でいると、寂しいやつだと思われてします。だから、無理やりにでも、近くのグループの人たちと一緒に行動することになったらどうでしょう。なんとなく、世間話をして、にこにこと愛想笑いをして過ごしていたら、どうでしょう。でも、そのグループに入ったなら、なんとなく離れることができなくなってしまったり、一人で過ごすことができなくなったりします。離れたら、なんで?という空気になってしまいます。この空気に耐えられなくなってしまうことがあります。

外からみたら、一緒に過ごしているグループになっている状況ですが、中身は違います。前者は心から一緒にいたいから一緒に行動するという状態。後者はなんとなく一緒にいるだけと言う状態。これは、誰かと一緒にいなければならない、という感情が働いています。

ちょっと立ち止まって考えてください。一緒にいたくない人たちと一緒にいるよりも、一人でいたいなら一人でいる。また、この人となら一緒に行動したい。そのように考えてみませんか。自分を何かの枠に当てはめようとしていませんか。無理やり枠にはめられている自分は自分らしいですかね。義務感で一緒にいても、その人とつながることはありませんよね。だからこそ、自分らしく、人とのつながりを考えてほしいと思います。たくさん周りに人がいるからいいということではありません。本当に自分が無理をしていないのか、ということを思うことが大切かもしれません。