学校長より

            DSC08451.JPG

大阪府立大阪北視覚支援学校 校長

太田 淳一郎

ご挨拶

大阪府立大阪北視覚支援学校のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。校長の太田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

本校は、1900年(明治33年)に全盲の実業家 五代 五兵衛(ごだい ごへい)氏により設立された私立大阪盲唖院に始まります。この後、大阪市への譲渡、ろう学校との分離、大阪府への移管を経て今年度で124年目を迎えます。この間、点字を使用した盲教育、拡大図書や拡大鏡を用いた弱視教育、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうの資格取得をめざした職業教育を行ってまいりました。

時代の変化の中で本校の在籍数が減少している状況ですが、視覚障がい教育の専門性を維持していくことは本校にとっても大阪府にとっても重要なことです。本校では教職員が視覚障がい教育の専門性を身に着け、本校の幼児児童生徒への教育指導及び生活自立に向けた支援を行っています。また、地域の学校に通う児童生徒、視覚に障がいのある就学前の乳幼児にも相談、支援を行っています。

さらに、本校高等部専攻科には保健理療科と理療科が設置されており、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を養成しています。これらの職業は長年視覚障がい者が培ってきた職業であり、ストレスの多い現代社会にあってはニーズの高い仕事です。ご興味がありましたら是非本校までご相談ください。