自立活動

小学部

自立活動では、自立を目指し、「健康の保持」「心理的な安定」「人間関係の形成」「環境の把握」「身体の動き」「コミュニケーション」の6区分の内容を、個別の課題を設定して行っています。

中学部

多様な児童生徒の障がいの実態に対応し、個々の自立活動の課題を明確にして指導を展開する。

自立活動のねらい

中学部という時期は思春期を迎える大事な時期なので、小学部から取り組んできた内容を引き継ぎながら整理をし、高等部卒業後の進路も考慮に入れ、広い視野に立った課題も加味して、目標・内容を設定していきたいと考えています。生徒の理解をより深めるために各グループと年2回のケース会議や研修会等を通じて連携をより深めていきたいと思っています。

保護者の方との連携についても自立活動参観、自立活動連絡帳や外部でPTを受けている場合は自立活動担当者による参観等を通じてより具体的で多角的な自立活動の目標設定をしていきたい。

自立活動は、中学部、高等部の6年間の成長を大切にし、自立活動課題等に反映させていきたいと考えています。

学部自立活動は、中学部独自の取り組みです。生徒の身体状況をより把握し、日常生活にいかすため、グループ担任が指導していきます。

コミュニケーションについては、「ことばの発達、表出につながるようなやり取りやかかわりの時間」として、学部自立活動や授業の中に取り入れて指導していきます。

自立活動行事について
  • 自立活動参観日・・・ 生徒の自立活動課題などについて、保護者の方に実際の自立活動の様子を見てもらいながら、懇談します。後日、自立活動通信にて具体的な日時のお知らせと、参観希望日のアンケートを配布しますので、ご協力をお願いします。但しこの時期に都合がつかない場合は、都合のつく日に設定しますので随時ご相談ください。
  • 自立活動記録写真・・・生徒の自立活動の記録として撮影、保存します。
  • 整形外科検診 ・・・生徒一人につき年2回の定期検診(臨時検診、装具検診随時)身体の状態や課題について相談し、自立活動で取り組む。(Dr: 矢田先生、藤田先生、瀬戸先生)
  • 補助装具検診・・・ 毎週木曜日(全日)

高等部

特設の自立活動

特設の自立活動の重点・計画

  • 多様な児童生徒の障がいの実態に対応し、個々の自立活動の課題を明確にして指導を展開する。
  • 生命維持機能の維持・向上
  • 二次障がいの出現を防止し、その固定化の防止
  • 体力の向上、応用動作の向上
  • 上肢機能の向上、巧緻動作の向上
  • コミュニケーション能力の開発・向上
  • 自己の障がいを正しく理解・受容し、積極的かつ意欲的な生活を送る態度の育成

高等部における特設の自立活動の重点・計画

  • 自己の障がいを認識するとともに、二次障がいの予防・防止、身体諸能力の拡大を通して、社会の形成者として主体的によりよく生きる力をつけることを重点に指導を行う。

自立活動

自立活動の重点・計画

  • 自立活動に関する指導を各学部教育活動全般にわたって位置づけ、特設の自立活動と関連させて全教職員の共通理解による指導を行う。

高等部における自立活動の重点・計画

  • すべての教育活動において、健康保持・からだづくりおよび卒業後の生活も見通し、QOLやADL、 人間関係を調整する力の向上をめざしながら、個々の生徒のニーズに応じた指導をすすめていく。