中学部
中学部は、学年を基礎集団とし、生徒一人ひとりの実態や課題に応じて複数の学習集団を編成して教育活動を行っています。また、心身ともに大きく変化する時期であることを踏まえ、課題解決に向けて個々の状況に応じた個別の時間を設定しています。仲間とともに積極的に生きる力を育て、豊かな学力をつけ、総合的に人格の育成に努めていきます。なお、このページは「学校教育計画」をベースに作成しました。
授業時間の区切りおよび下校時刻
授業時間の区切り
学年とコース(課題別学習)の紹介
第1学年の目標
- 1年生の集団活動を通じて、仲間を意識する。(集団づくり)
- 見通しを持って活動する。
- ルールを守って、楽しく活動する。
第2学年の目標
- 集団行動を通じて生徒が仲間を意識して行動する。
- 生徒が仲間との関わりを心地よく感じる。
- 学年での活動を通して、宿泊学習などの準備を心身ともに行う。
- 宿泊学習を経験することにより、社会性を高める。
第3学年の目標
- 集団活動を通じて、生徒が仲間を意識して行動する。
- 生徒が仲間との関わりを心地よく感じる集団活動をする。
- 生徒が自己肯定感を持ち、意欲を持って活動する。
- 最高学年の活動を通じて、卒業を意識して行動する。
Aコースの目標
- 食事、排泄、睡眠などの生活リズムを身につけ、健康な身体をつくる。
- 自分の気持ちを表現し、コミュニケーション能力を高める。
- 教員や友だちと関わりながら活動に参加し、様々な体験を通して興味・関心を広げる。
- 様々な姿勢や動きを経験し、体力の向上を図る。
Bコースの目標
- 健康な身体づくりを目指し、日常生活に必要な基本動作を身につける。
- 基本的生活習慣を確立すると共に、身辺自立をめざす。
- コミュニケーション手段を増やし、自分の気持ちや要求を他者に伝える。
- 人との関わりを意識させ、共感関係を作る。集団行動を意識する。
- 学校生活に見通しを持ち、落ち着いて過ごす。
- 興味や関心の幅を広げ、生活への意欲を育むと共に、認知力・行動力の向上をめざす。
Cコースの目標
- 友だちとの関わりを深め、コミュニケーションを豊かにし、自主的な表現や活動を促す。
- 各教科領域の学習に取り組みながら、認知や行動の手がかりとなる概念形成をしていく。
- 個々の課題に応じて、日常生活の自立につとめる。
- 自分の身体に関心を持ち、健康の維持・体力の向上をはかる。
- 学校生活に見通しを持ち、落ち着いて過ごす。
- 人との関わりを意識させ、共感関係を作る。
Dコースの目標
- 各教科領域の学習を通じて基礎的な知識や学力を身につける。
- 自分の身体に関心を持ち、健康の維持・体力の向上をはかる。
- 係活動などの役割を通じて、責任感を培い、自主・自立の力を伸ばす。
- 友だちとの関わりを深め、適切なコミュニケーション手段を身につける。
訪問教育
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様々なご理由から通学が難しい児童を対象に、教員がご家庭や病院を訪問して授業を行います。通学籍の児童と同様に「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」に基づき、障がいや心身の状態、発達の段階等に応じて教育課程を編成しています。スクーリングという学校行事や集団活動への参加を目的として登校する機会も設けています。
自立活動
多様な児童生徒の障がいの実態に対応し、個々の自立活動の課題を明確にして指導を展開しています。中学部の3年間は、思春期を迎え心も身体も大きく変化する大切な時期なので、小学部から取り組んできた内容を引き継ぎながら整理をし、高等部卒業後の進路も考慮に入れ、広い視野に立った課題も加味して、目標・内容を設定しています。生徒の理解をより深めるために各コース年2回のケース会議や研修会等を実施し、保護者や関係機関と連携しながら教育活動を進めています。
- 整形外科検診 ・・・生徒一人につき年2回の定期検診(臨時検診、装具検診随時)で身体の状態や課題について相談し、自立活動で取り組みます。
- 補助装具検診・・・ 毎週木曜日(全日)