高等部
高等部の目標は次の3つです。
(1) 子どもの障がいに応じた環境を整備し、安心安全に過ごせるようにする。その中で、高い人権意識を基礎とし、自己肯定感を育み、お互いを認め合う人間関係を構築できる場となる。
(2) 保護者と日々の連絡を密にして、保護者が安心して教育をゆだねることができるようにする。
(3) 一人ひとりの社会参加・自立に向けて必要となる能力や態度を身につける。卒業後の余暇活動充実に向けての支援をする。
授業時間の区切りおよび下校時刻
授業時間の区切り
ホームルーム 9:00~9:35
一時限目 9:35~10:10
二時限目 10:10~10:45
三時限目 10:55~11:30
四時限目 11:30~12:05
給食・休憩 12:05~13:20
五時限目 13:20~13:55
六時限目 13:55~14:30
ホームルーム 14:30~15:10
下校時刻
ニ便下校 15:10
課程・コースの紹介
個々の生徒の実態や、教育的ニーズに応じて、系統的・体系的な指導に努めるとともに、その過程を通じて全人的な発達をはかる。
生活課程・普通課程(トライグループ)
- 個人の実態や特性に合わせて学習集団を編成し、基礎的な学力の向上をはかる。あわせて、基本的な生活習慣および社会性を培う。
- 作業学習を通して自主的に課題に取り組み、社会生活において必要となる基本的な知識や技術を高める。また働くことの意義を理解し、就労に必要な能力を高め、社会的自立をめざす。
普通課程(チャレンジグループ)
- 個々の発達を保障し、課題別の学習集団を編成する。
- 生理的基盤を整え、健康の維持・増進および体力の増進をはかる。
- 心身へ豊かに働きかけ、外界への興味関心を広げ、社会性や認識する力を養う。
準ずる教育課程コース(普通課程)
- 各教科領域の学習を通じて基礎的な知識や学力を身につける。
- 体験学習を重視した時間を設け、自主性、社会性、作業意欲などを培う。
職業基礎コース(生活課程)
- 作業学習を通して、自主的に課題に取り組み、社会生活において必要となる基本的な知識や技術を高める。
- 働くことの意義を理解し、就労に必要な能力を高める。
- 校外での見学・実習の経験を積み、社会性・就労意識の向上をはかる。
自立活動
特設の自立活動
特設の自立活動の重点・計画
- 多様な児童生徒の障がいの実態に対応し、個々の自立活動の課題を明確にして指導を展開する。
- 生命維持機能の維持・向上
- 二次障がいの出現を防止し、その固定化の防止
- 体力の向上、応用動作の向上
- 上肢機能の向上、巧緻動作の向上
- コミュニケーション能力の開発・向上
- 自己の障がいを正しく理解・受容し、積極的かつ意欲的な生活を送る態度の育成
高等部における特設の自立活動の重点・計画
- 自己の障がいを認識するとともに、二次障がいの予防・防止、身体諸能力の拡大を通して、社会の形成者として主体的によりよく生きる力をつけることを重点に指導を行う。
自立活動
自立活動の重点・計画
- 自立活動に関する指導を各学部教育活動全般にわたって位置づけ、特設の自立活動と関連させて全教職員の共通理解による指導を行う。
高等部における自立活動の重点・計画
- すべての教育活動において、健康保持・からだづくりおよび卒業後の生活も見通し、QOLやADL、 人間関係を調整する力の向上をめざしながら、個々の生徒のニーズに応じた指導をすすめていく。