非常用持出袋について
東大阪支援学校 災害対策検討委員会
自然災害への備えを考えるときに「自助」「共助」「公助」の3つに分けることができます。
□ 自助 ... 災害が発生したときに、まずは自分自身の身の安全を守ること
□ 共助 ... 地域やコミュニティといった周囲の人たちが協力して助け合うこと
□ 公助 ... 市町村や消防、府や警察、自衛隊といった公的機関による救助・援助のこと
(総務省消防庁 東日本大震災に学ぶより一部抜粋)
2018年、大阪北部で震度6弱の大きな地震が発生しました。当時は登校の時間帯に地震が発生し、不安になった方も多かったと思います。地震大国といわれる日本において、どのような備えが必要なのかを改めて考えるきっかけともなりました。
大きな地震が発生すると、電気、ガス、水道などのライフラインが遮断され、避難しても水や食料などがない状況が起こります。本校では、備蓄食(飲用水やごはん)の準備も進めておりますが、児童生徒一人一人の実態にあった防災対策を行う上で、「非常用持出袋」が被災したときの不安感の軽減や自助力の向上に繋がります。
地震等、自然災害はいつ起こるか誰にも予測できません。でも、災害に備えることは今からでもできます。
万が一に備えて、まだ提出されていないご家庭は「非常用持出袋」のご準備をお願いします。
【非常用持出袋】にいれるもの
○ ペットボトル500ml
⇒ 常温保存が可能で消費期限が半年以上のもの。また、本人が飲みやすいもの。
○ 食料品 1食
⇒常温保存が可能で消費期限が半年以上のもの。調理せず、そのまま食べられるもの。
例;乾パンなどの日持ちするもの、ゼリー飲料のような本人が食べやすい形状のもの等)
○ 安心できるもの
⇒ 避難中は普段と大きく状況が変わり、不安が強くなりがちです。その不安を減らすためにも本人にとって落ち着くことができるものがあればご用意ください。(絵本や馴染みのおもちゃ、家族の写真など)
○ その他必要なもの
※ 必ずすべてを用意する必要はありません。用意できたものからお持ちくださってかまいません。
⇒ 持出袋に入れたもの(商品名や物品名)と使用方法に関する注意または配慮事項を記載し、持出袋に同封してください。