本校でのICT教育推進について - 大阪府立たまがわ高等支援学校

本校でのICT教育推進について

本校でのICT(Information and Comunication Technology)教育推進について、以下の3点に主眼を置いて取り組んでいます。 (詳細は、リンクをクリックしてください)

(1)生徒の実態に応じた支援機器の利活用を推進
(2)「いつでも」「どこでも」学ぶための環境整備の推進
(3)(1)(2)を進めるための研修の整備、機器整備の推進

(1)生徒の実態に応じたICT機器の利活用を推進
●「学校におけるICTを活用した学習場面」を元に本校での実践例を紹介します。>

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A 一斉学習 A1 教員による教材の提示

「授業内容の提示」
授業内容や配付資料をワープロソフトやプレゼン作成ソフトなどで作り、その内容を提示装置に投影したり、Google Classroomに入れてタブレット画面とプリントを対比できるようにしています。
情報教室では、Google Meetの画面共有機能を用いて生徒用端末に直接資料を提示しつつ、生徒の表情と反応を見ています。

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B 個別学習 B1 個に応じる学習

「一人一人の進度に合わせた動画の制作」
紙バックや折り鶴の作り方を示した動画を作成し、それをタブレット端末やGoogle Classroomに入れて、事前に授業中に視聴しながら制作しています。

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「集団に加わることがにがてな生徒の学習参加」
学ぶ意欲があっても人数が多い集団に入ることがにがてな生徒がいますが、Google Meetを通じて参加することで、落ち着いて取り組むことができました。タブレット端末越しに離れた場所にいる生徒同士が意見を交換することもあり、声を出して意見をいうだけではなく、ワークシートに書いた意見を自らカメラに写す工夫もみられました。

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B 個別学習 B2 調査活動

今後掲載予定

B 個別学習 B3 思考を深める学習

「美術の時間でのプログラミングによるゲーム制作」
プログラミング言語を用いずに学習ができるSpringin'を用いて、オリジナルのゲームを制作しました。思い通りに動くよう試行錯誤する姿は、楽しみながら思考を深めているようでした。出来上がった作品のなかには、クラスメイトだけではなく教員も「それ、どうやって作ったの!?」と驚く作品もありました。

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B 個別学習 B4 表現・制作

「情報の時間でのポスターや発表資料の制作」
画像データ化したワークシートをGoogle Classroomに入れて返却し、ワークシートとワープロ画面を横並びにして制作をはじめやすい画面環境をととのえました。
さらに、校外でのひらめきや取り組みを作品制作に反映できるよう、プレゼン資料づくりにはGoogleスライドを用いています。パフォーマンスの自撮り写真やオリジナル動画を挿入するなど、教員が驚くような作品を制作する生徒もいます。


【Googleスライドの操作手順書】

1.各種ボタン

2.注意点・テキストボックスや

スライドの追加

3.画像の挿入

4.スクリーンショットの挿入

(出典の記録)

5.アニメーションのつけ方

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B 個別学習 B5 家庭学習

「BYODでのGoogle Classroomの活用」
家庭での学びにICTを活用できるよう、BYOD(個人所有端末)でのGoogle Classroom利用練習を情報科で行い、家庭学習課題もアップロードしました。今では他教科の教材もClassroomにのせられています。
Classroomにはプリントデータや解説動画だけではなく、画像入りのGoogle Formの課題も掲載しています。


【OS別のGoogleClassroom手順書】

G1 クラスルーム(PC・ブラウザ版)

G1の補足資料

G2 課題への取り組み(動画視聴やForm)とログアウト

G3 クラスルーム(iPhone・iPad版)

G3 クラスルーム(Android版)

G4 課題への取り組み(スライド作成など) 

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C 共同学習 C1 発表や話し合い

「情報の時間での発表の場面での活用」その1
電子黒板に、ワープロデータ(生徒に配布したワークシートと同一デザイン)を投影します。生徒は直に自分の意見を書き込み、自ら解説を行います。色付きで、どこに何を書けばいいのかがすくわかります。

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「情報の時間での発表の場面での活用」その2
テレビ会議システム活用演習を兼ねて、Google Meetを用いたプレゼン発表を行っています(職員室にも中継)。全員が画面共有を経験するのですが、MeetとGoogleスライドを並べて自他の画面状況を同時に確認したり、BGM再生用にポータブル機器を併用するなど、教員が驚くような活用方法を思いつく生徒もいます。


【生徒向けGoogleMeet操作手順書】

G5 Meetの使い方

G6 画面共有(PC・ブラウザ版)

G7 画面共有(アプリ版)

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C 共同学習 C2 共同での意見整理

「情報の時間での適切なメッセージの送り方の授業での活用」
スマホ画面を模したワークシートをJamboardで作成し、生徒がグループで協議しながら、個々の特性や発想に合わせて、手書きやフリック入力で書き込めるようにしました。生徒と教員間のデータ共有も容易で、机間指導時にも威力を発揮しました。グループ協議の成果発表時、Janboardデータは電子黒板に投影し、クラス全体で共有できるようにしました。(その後、3年キャリア学習でも同様の取り組みを実施しました)

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C 共同学習 C3 共同制作

今後掲載予定

C 共同学習 C4 学校の壁を超えた学習

「進路ガイダンスでのオンラインでの企業訪問」
今後掲載予定

(2)「いつでも」「どこでも」学ぶための環境整備の推進
●本校では、" Google Classroom"を活用して「いつでも」「どこでも」「やさしく」学ぶ環境を整備しています。

たとえば
・「見てわかる授業」「見てわかる教材」の更なる改善・活用のため
・学校外での学びを可能にするため
 (感染症予防のために登校できない状況での学習保証を含む)
・空間を共有しなくても、生徒の障がいや適正に応じた支援で学びを保障をするため

●今後の活用の方向について
・Google Classroomを活用できる教員を増やし、平時でも、登校がむずかしい状況でも学ぶことができる(いつも学校で取り組んでいることが学校外でもできる)体制の確立
・"Google Meet"(オンライン会議システム)を活用した共生推進教室等との共同学習

(3)(1)(2)を進めるための研修の整備、機器スケジュール
●本校では、教育活動におけるICT利活用推進のための研修制度をまとめました。こちらをご覧ください。

●本校にあるICT機器、貸し出し方法の紹介

・本校にある機器一覧

移動式提示装置 提示装置常設教室 タブレット端末 パソコン


短焦点プロジェクタ9台

40inch以上のテレビ(移動可)9台

会議室

図書室

教員用iPad 24台
生徒用iPad192台
iPodtouch  6台

Windows10 7台
Chromebook 10台

・教室常設の提示装置

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会議室

図書室

・タブレット端末・パソコン

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iPad iPodtouch
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WindowsPC ChromebookPC
(CloudReady)

・提示装置(プロジェクタ)、タブレット端末-提示装置 接続端子 等の貸し出しブース

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プロジェクタ パソコン
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接続端子 貸出表