学校長より
大阪府立たまがわ高等支援学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。また、日頃から本校の教育活動にご理解ご支援をいただき、誠にありがとうございます。
令和6年度がスタートし、たまがわ高等支援学校の校長として2年めを迎えました。今年もよろしくお願いいたします。
本校は「就労を通じた潤いのある社会的自立をめざす生徒の育成」を教育目標に掲げ、平成18年に開校し、今年で創立19年め。来年度には、創立20周年を迎えます。
この18年の間に、職業学科を設置する高等支援学校は府内で5校になり、府内全体の支援学校高等部卒業時点での就職率も10%程度向上しました。障がい者の法定雇用率は、開校当時の1.8%から、令和6年4月には2.5%。令和7年には2.7%まで引き上げられます。
また、政府は2023~2027年度を対象期間とする、第4期の教育振興基本計画のなかで、「持続可能な社会の創り手の育成」と「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」の2つのコンセプトを掲げています。
一方、本校では、卒業生のほぼすべてが企業就労をはじめ、自分の希望する進路実現を達成してきました。生徒たちを見ていますと、1年生よりは2年生、2年生よりは3年生・・・と、チームで考え、協力し、目標を達成していく力が確実についています。その生徒たちの頑張りに拍手を送りたい気持ちです。
創立20周年をすぐそこに控え、社会情勢の変化に対応しながら、「本校の社会的責任・存在意義は何なのか?」、「生徒たちの夢の実現のために何が必要か」、「生徒・保護者のみならず、企業のニーズは何なのか?」について、あらためて問い直す必要があると思っています。
これからも、生徒や保護者のニーズをしっかりと受けとめ、生徒一人ひとりの夢の実現とウェルビーイングの向上をめざし、令和時代の変化に遅れをとらない新たな取組みにも果敢にチャレンジしてまいります。そのためには、保護者のみなさまをはじめ、地域のみなさま、そして関係機関のみなさまのご理解と連携・協力が欠かせません。ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
最後に・・・(昨年度もここに記述しましたが・・・)
「昨日の自分を越えられたか?」・・・"昨日より今日"、"今日よりも明日"がより良くなるよう、教職員も生徒たちも、毎日自問自答しながら、日々を積み重ねてまいります!
大阪府立たまがわ高等支援学校 校長 坂田定之