学校長挨拶
令和8年4月1日
大阪府立中津支援学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本校は、主に肢体不自由等のある幼児児童生徒が通う支援学校として、一人ひとりが安心して学び、自己の可能性を伸ばしていける教育の実現をめざしています。
本校の大きな特色の一つに、隣接する大阪整肢学院との連携があります。医療と教育が日常的に結びつく環境のもと、児童生徒の身体状況や健康面に十分配慮しながら、学習や生活の質を高める支援を行っています。この長年にわたる連携は、本校の教育を支える重要な基盤であり、今後も大切にしていきたい強みです。これまで、大阪整肢学院に入所した子どもたちが、多くの方々に見守られ、学び、育ち、社会参加するための力を身に付け、本校を巣立っていきました。今年度は、小学部27人・中学部17人・高等部16人、合計60人の児童生徒が本校で学ぶこととなりました。
今年度の学校経営計画では、「豊かな感情や意欲への『気づき』、持てる力・必要な力を『伸ばす』 、生活を豊かにするために『活かす』」を、めざす学校像のテーマとして掲げています。児童生徒一人ひとりの思いや気持ちに丁寧に気づき、今ある力やこれから必要となる力を育て、それらを日常生活や将来の社会生活の中で活かしていくというこの一連の過程を、教育活動の中心に据えています。
学校生活の中で、「伝えられた」「できた」「挑戦できた」と感じられる経験は、児童生徒の自己肯定感を育み、次への意欲につながります。私たちは、その小さな一歩一歩を大切にしながら、子どもたちが自分らしく成長していけるよう支援を続けてまいります。 また、本校は今年度、創立40周年という大きな節目を迎えました。これまで本校を支えてくださった保護者の皆様、関係機関、地域の方々に、心より感謝申し上げます。40年の歩みの中で培われてきた専門性や実践を礎に、これからの時代に求められる支援学校のあり方を見据え、さらなる充実を図ってまいります。
現在、本校では「中津ブランド」の取組にも力を入れています。中津ブランドとは、児童生徒が皮製品などの制作活動に主体的に取り組み、ものづくりの喜びや達成感を味わうとともに、培った力を社会とつなげていく実践です。この取組を通して、働くことへの意識や、自分の力が誰かの役に立つという実感を育てることを大切にしています。 今後も、教職員一同がチームとして連携し、専門性と温かさをもって教育にあたり、「この学校で学んでよかった」と心から感じられる中津支援学校をめざしてまいります。引き続き、本校の教育活動へのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

大阪府立中津支援学校 校長 髙河原 健
