学校長挨拶
ようこそ、今宮工科高校のホームページへ!
本校は大正3(1914)年、大阪府立職工学校(現:西野田工科高校)分校として現在の所在地に開校して以来、昨年度で創立110年目を迎えた歴史と伝統のある工科高校です。卒業生は延べ3万5千人以上を輩出し、全国の産業界等で活躍されています。
今年度から、1学年は総合募集として機械系・電気系・建築系・デザイン系(改編)の6クラスと、工学系は大学進学に特化した単独募集1クラスの合計7クラスとなりました。なお、1クラスは35人定員です。
本校の教育活動の評価は、毎年実施している学校教育自己診断(生徒・保護者・教職員別のアンケート実施)の結果がよく分かると思います。
学校教育自己診断では、アンケートの質問に対して、回答を4つから1つ選択し、「よく当てはまる」と「やや当てはまる」の2つの回答を合わせて肯定率としています。
令和6年度に実施した学校教育自己診断の結果の一例です。
<生 徒>
「今工の学校生活は満足している」 肯定率85.6%
「校内では規則・ルールが守られている」 肯定率94.1%
「学校はいじめを無くし、いじめを防止しようとしている」 肯定率87.2%
「授業中の態度(私語、忘れ物、携帯電話OFFなど)は良好である」 肯定率90.0%
「校内では、挨拶がかわされている」 肯定率97.8%
<保護者>
「今工に入学させて良かったと考えている」 肯定率97.3%
「保護者の願いにこたえている」 肯定率95.1%
「生徒指導の方針に共感できる」 肯定率84.6%
「学校行事などの情報提供する努力をしている」 肯定率87.1%
「将来の進路や職業について、適切な指導を行っている」 肯定率94.5%
上記一例のように、生徒・保護者の肯定率は、年度によって微増減はあるものの、概ね高い肯定率となっています。
生徒の皆さんは、日ごろから先輩の姿を見聞きして学校生活を過ごすうちに、自ずと今工生としての自覚と誇りを培ってくれているものだと考えています。
本校のような工業系高校は、工業の実技指導において1クラス4人の教員が担当(4班編成で実施)しますので、少人数規模での実技指導となっています。
本校を含めた工業系高校は、教員数も多く、施設・設備の維持管理や新規設備購入なども含め、大阪府教育委員会が公表している「学校運営総経費」で確認できます。
本校の令和4年度の学校運営総経費は、総額約10億円で、生徒1人当たりに換算すると約165万円となり、ものづくり人材の育成に多額の教育予算が使われています。
最後に、昨年度の卒業生は、進学が約2.5割、就職が約7.5割でした。特に大学進学では、充実した補習体制を実施し、進路実現できました。また、学校斡旋就職(昨年度120人)では毎年就職率100%を堅持しており、昨年度卒業生の企業先は超大手である資本金100億円以上が約52%、資本金1億円以上では全体の約85%となりました。
この結果により「今工は工業系大学進学と就職に強い」とよく言われる理由だと感じています。
どうか、ホームページをご覧いただき、本校の良さを知っていただければと思います。特に、中学生や保護者の皆様には、ぜひ学校見学をしていただき、進路の一助としていただければ幸いです。
校長 阿部 政之