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工学系大学進学専科 Q&A
「工学系大学進学専科」に関するQ&A
【Q1】「工学系大学進学専科」が設置された目的は何ですか。具体的にはどのような大学を目標にしているのですか。
【A1】
「工学系大学進学専科」はその名の通り卒業後は大学(理工系)へ進学することを前提としています。
これまでも、本校の卒業生の中には大学進学希望を持った生徒が一定の割合を占め、多くは関西の私立大学へ進学しています。
「工学系大学進学専科」はこのような生徒を入学当初から別枠で募集し一年次からきちんと目標を持たせて学習を進めるというもので、より深い基礎学力の充実をめざしています。このため現在実施されている様々な種類の大学入試に対応でき、進学先はさらに大きく広がります。
目標とする大学
4年制大学
【国公立】
大阪教育大学、大阪公立大学(大阪市立大学)、香川大学、愛媛大学、高知工科大学、豊橋技術科学大学、京都工芸繊維大学、など
【私立】
関西大学、立命館大学、近畿大学、龍谷大学、大阪工業大学、摂南大学、大阪産業大学、大阪電気通信大学、金沢工業大学、関西学院大学、京都産業大学、京都造形芸術大学、神戸芸術工科大学 、大阪芸術大学、など
工業高等専門学校(4年編入)
大阪府立大学工業高等専門学校、近畿大学工業高等専門学校 など
なお、これまでの進学実績について は「進路状況」のページをご覧ください。
【Q2】「工学系大学進学専科」のカリキュラムは「総合募集の専科」とどう違うのですか。
【A2】
大学へ進学するにはまず入学試験に合格すること、さらに進学してからもしっかりと大学の授業について行くことが大事です。
このため普通教科(数学、理科、英語等)にかなりの時間を割り当てています。もちろん工科高校ですので、専門教科も充実しており、大学での実験や実習ではリーダーシップをとれることが期待されます。
具体的には、週に2日は7時間授業とし、また"高大連携"という科目も新設しています。
詳しくはホームページ「工学系」の欄をご覧ください。
【Q3】"高大連携"とはどのようなことをするのですか。
【A3】
生徒が実際に大学を訪問し授業や実習を受けたり、または逆に大学から先生や学生を招き、技術的な指導や講演をいただくなどいろいろな企画を考えています。 生徒のモチベーションの向上や進路決定に大きく役立つと考えています。
※「高大連携」とは、高校と大学がお互いに連携して教育を行うものです。
【Q4】「工学系大学進学専科」に入学の後、「総合募集の専科」に変わることは可能ですか。
【A4】
元々が別枠募集で、カリキュラムが大きく異なるため途中での変更はできません。
【Q5】「工学系大学進学専科」からの就職は可能ですか。
【A5】
基本は"大学進学"ですので就職を意識したカリキュラムにはなっておりません。
しかし、状況によっては就職に変更という場合もあると思います。こういったときには学校斡旋による就職試験を受験する事も可能です。 民間企業をはじめ、公務員(技術職)へ就職をしています。
【Q6】大学の文科系学部(経済学部等)への進学は可能ですか。
【A6】
本校は工業系の高校であり、「工学系大学進学専科」は大学の理工系学部への進学を前提としたカリキュラムになっています。 ただし、今までも卒業生で文科系の大学へ進学した例も珍しくはありません。本校のカリキュラムで不足している部分について自分でしっかり学習すれば 文科系学部へ進学することも十分可能です。(現在、指定校推薦という形で文科系の学部からも推薦をいただいております。)。
過去には、 摂南大学(経済学部)、関西外国語短期大学、大阪経済法科大学、大阪国際大学の文化系大学へ進学しました。
【Q7】7時間目が設けられているようですが、クラブ活動は普通にできますか。
【A7】
クラブ活動は盛んに行われており、もちろん入部可能です。ただし、7限目の授業や放課後や長期休暇中の講習があります。ある程度の制約はありますが、先輩たちは各部活動で活躍しています。学業はもちろんクラブ活動にも積極的に参加してください。
【Q8】「工学系大学進学専科」は1クラスですが、卒業までの3年間クラスのメンバーが変わることはないのですか。
【A8】
変わることはありません。
【Q9】授業で「総合募集の専科」の生徒と一緒になることはありますか。
【A9】
系が違いますので、「総合募集の専科」の生徒と一緒に授業を受けることはありません。
【Q10】女子に対する配慮はありますか。
【A10】
現在、各学年とも女子が20名ほど在籍し毎日元気よく学校生活を送っています。"体育"は、女子のみの少人数制を編成し、男子とは別に実施しています。 もちろん、女子更衣室、女子トイレもあります。従って「工学系大学進学専科」においても女子生徒が特に不便を感じることはありません。
【Q11】単位が多いことはわかりましたが、進級、卒業にはすべての単位を取らなくてはならないのですか。
【A11】
はい、教育課程表のすべての単位の修得が進級・卒業の条件です。
【Q12】大学進学は普通の入学試験を受けるのですか。
【A12】
現段階では"指定校推薦"、"工科高校推薦"、"専門高校推薦"などの推薦入試が中心です。これらは一般の入学試験とは異なり専門教科を学んだ生徒のみに門戸が開かれているため、本校の生徒には有利な面が多いと考えています。卒業生たちは国公立大学をはじめ、様々な大学へこの入試制度を活用し進学をしています。
もちろん、一般入試を受験する事も可能です。これまでにも、一般入試で合格した例もあります。
【Q13】学年が変わるとき「総合募集の専科」から生徒が来ることはあるのですか。
【A13】
元々が別枠募集なのでそういったことはありません。
【Q14】入学後は「総合募集の専科」の授業も受けるのですか。受けるなら、どの「総合募集の専科」の授業を受けるのですか。
【A14】
工学系独自の授業カリキュラムとなります。二年次からは[機械・電気][建築・グラフィックデザイン]のどちらかの専門コースを選択し、学習することになります。
コース選択は完全希望制で、二つの専門分野について学べるます。
ただし、「総合募集の専科」の生徒と比べて専門の授業時間数は大変少なくなっています。
【Q15】専門学校への進学は可能ですか。
【A15】
もちろん可能です。
【Q16】アルバイトなどはできますか。
【A16】
おすすめしません。高校時代はやはり学習に全力を注いでもらいたいと考えています。
【Q17】土曜日、長期休暇中などに授業はあるのですか。
【A17】
土曜日や長期休暇中に定期的な補習授業を計画しています。大学進学に向けて、できる限りのサポートをしていきます。
【Q18】「工学系大学進学専科」の入試では第二希望は認められるのですか。
【A18】
第二希望を書くことができます。第一希望「工学系大学進学専科」が不合格で、第二希望「総合募集の専科」に合格する場合もあります。合格したら必ずその専科に入学しなければなりません。
また、第二志望に「工学系大学進学専科」を希望される場合には、
・大学進学を目標としていること
・7限目があること
などを参考にしてください。
第一希望の専科から総合点で合否を判定します。不合格の場合は第二希望の専科で同じ総合点で判定します。 ですから、倍率は合否判定には影響ありません。本当に希望する専科を第一希望として出願してください。
【Q19】「工学系大学進学専科」で専門の資格はとれますか。
【A19】
総合募集の専科」と同様にに多くの専門の資格を取得できます。
【過去の受験資格】
計算技術検定、情報技術検定、基礎製図検定、P検2~4級、色彩検定2,3級、パーステック検定2,3級、建築CAD検定2,3級、第2種電気工事士、2級建築施工管理、2級土木施工管理、ITパスポート、小型建設系車輛3t未満、フォークリフト1t未満、危険物乙種、数学検定、英語検定 など
各資格試験は専門コース(機械・電気、建築・グラフィックデザイン)に関わらず挑戦できるところも工学系の特徴です。
【Q20】自分に合った進路をどうやってみつけることができますか。
【A20】
「高大連携」という授業で、1年次より進路決定に必要な力を身に着けてもらいます。
①自身の進路研究をおこなう
各学年で大学との連携授業があり、1年次より大学の専門について知ることで、自身の興味・関心について知り、各専門分野について学んでいきます。
②進学に必要な基礎学力を身に着ける
国語、数学、理科、英語の学びなおしから、大学入試に対応できる基礎学力を身に着けます。 また、卒業生との進路相談会や、各大学をお呼びしての進路説明会など、自身の進路について考える機会が多くあります。
土曜日や長期休暇中に定期的な補習授業を計画しています。大学進学に向けて、できる限りのサポートをしていきます。
【Q21】感染症などの休校中の取り組みを教えてください。
【A21】 オンラインを活用した様々な取り組みを行っています。
工学系では昨年度(令和2年度)の全国一斉休校になった際、2月末よりオンラインを活用した、担任によるHR、オンライン講習(数学・英語・小論文・資格試験・公務員対策など)、進路相談会(卒業生との進路相談会含む)を行いました。
令和3年度は生徒一人一台端末が配付され、オンライン学習アプリの活用や、進路相談、進学・就職の面接練習など、オンライン学習も充実しています。
【Q22】一人一台端末は活用していますか。
【A22】
工学系では授業だけでなく、面談や家庭学習においてもフル活用しています。
【Q23】勉強が苦手です。留年しないか心配です。
【A23】 工学系では自習室を放課後開放しています。
土曜日や長期休暇中に定期的な補習授業を計画しています。大学進学に向けて、できる限りのサポートをしていきます。
気兼ねなく相談してください。
【Q24】卒業後大阪府立大学工業高等専門学校4年編入の難易度はいかがでしょうか
【A24】もちろん努力は必要ですが、高専編入後、卒業し自らの進路を実現した卒業生はいます。詳しくはお問い合わせください。
【Q25】土曜日はどのくらいの頻度で補習授業がありますか?また、夏休みは何日間くらいありますか?
【A25】高大連携の授業として年間数回程度、土曜日に授業があります。夏休みには、数日程度大学見学などの校外学習を計画しています。
また、試験前などの補習、資格試験取得のための補講、ボランティア活動などは、希望者対象に土曜日などにも適宜実施しています。夏休み中の補講は希望者対象で2週間程度実施しています。
【Q26】推薦で工学部などに進学した場合、授業についていけるか心配です。大学では相当努力する必要があるのでしょうか。
【A26】もちろん努力は必要です。合格後も学習を続け、入学前に進学先の大学から示される課題を真面目に取り組む必要があります。入学後は専門高校卒業生向け補修(数学、物理など)を開講している大学も多く、これらを積極的に利用したり、友達と助け合いながら頑張っているようです。
【Q27】現在中学2年生の息子の母親でございます。来年中学3年生になるため進学先を考えていますが、本人が希望する大学・学科への推薦があるかどうかを教えてください
【A27】体験入学、進学説明会などにお越しいただければ、今年度の指定校推薦(本校指定の推薦枠)や専門高校推薦入試(専門高校生のみが受験できる推薦入試)の詳しい資料をお渡しできます。直接お問い合わせいただいても構いません。ただし、毎年の推薦枠は3年生の夏頃に確定しますのでご了解ください。
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