孔子の『論語』の中に出てくる言葉です。「古きをたずねて新しきを知る」と読みます。読み方にはいくつかのパターンもありますが、代表的な言い方ではこのように読みます。古いものを懐かしむのではなく、過去の出来事や先人の知恵を深く探究して、そこから現代にも通じる普遍的な心理や新しい時代に対応するための教訓、未来へのヒントを見つけだすことの重要性を述べています。
学問をするにあたって、どのような心構えが必要なのか、人の師となるにはどのような姿勢を持つべきなのかということが述べられています。まさに、学問をするにあたっての、根本的な原理を表しています。なんのために人は学ぶのか、ということです。歴史などはいちばんわかりやすいかもしれません。過去の歴史を学ぶことで、人間はよい未来を築こうとするのです。歴史の中に教訓を見出すということです。もちろん、それだけではありません。先日、ある政治家が昔のインタビューに答えている動画を見ました。「因数分解なんか、みなさん実社会で使いますか?」と言っていました。確かに使いません。使わないけど、考え方を学んでいるのです。数学は論理を学びます。数字を使って論理を学びます。物事を論理的に考える方法を学んでいるのです。学校の教科・科目というのは、原理原則を学ぶことによって、実際に考え方を学ぶという考えのもと作られています。もちろん、実業科目は多少、その知識を学ぶところはありますが、普通教科とはそのようなものです。
そして、探究という方法で、その知識を活かそうというのが、大事なところです。なぜ勉強するのか、という根本を今一度、復習してみました。