本日芸術鑑賞会を本校で開催しました。
今年の演目は腹話術です。
腹話術師として、全日本あすなろ腹話術協会から、本部会長/師範の 福 小介(ふく しょうすけ)氏にお越しいただき、からくり人形を使った腹話術を披露していただきました。
全日本あすなろ腹話術は40年以上の歴史を持つ、日本で独自に進化した 腹話術の流派の一つだそうです。
少し、福小介氏のバイオグラフィーを紹介させていただきます。
・9歳の時、お父様の影響で腹話術を始められ、学校行事などの人前でよく演じてらっしゃいました。
・16歳でローラースケートにめざめ、プロをめざされたそうです。
・18歳で、フジテレビ主催ミュージカル スターライトエクスプレス プロモーションチームに合格され、芸能活動を開始されました。
・主な活動としては、光GENJI・少年隊・チャゲ&飛鳥のバックダンサーも務められたそうです。
・19歳で、吉本興業で隼ジュン師匠のもと、ローラースケートでNGKや梅田花月に約1年間出演され、その間も、数回腹話術で出演されました。
・その後、プロスケーターとして本格的な芸能活動を開始され、1989年には、ローラーダンスコンテスト全国大会で優勝し日本一に輝かれました。
・テレビにも多数出演され、2000年には『NHK紅白歌合戦』の"SMAP"のバックダンサーとして出演されました。
これだけ、芸能活動に邁進され、輝かしい経歴を持った方にご講演いただき大変光栄です。
ありがとうございました。
腹話術は、テレビで拝見したことはありますが、実際に拝見するのは初めてでした。生徒たちも教員もほとんどが初めての体験だったと思います。
バイオグラフィーにもあるように、ローラースケートがお上手なので、オープニングは音楽に合わせ、ローラースケートで会場に入場し生徒の周りを周回したパフォーマンスをして、みんなを一気に惹きつけました。
そのあと、舞台で腹話術を披露していただきました。
腹話術人形との掛け合いはさすが腹話術師ですからテンポよく、時々笑いネタを入れながら生徒が興味を持つことができるように工夫されてました。
中でも、ボイスパーカッションをしながら歌うという技も披露され、さすがプロだ!と思わせる場面もありました。
中合の休憩後、腹話術の体験をすることになり、3人の生徒が舞台に上がり体験しました。
ただ、体験するのではなく、ちょっとしたネタを伝授していただき、お笑いの要素を取り入れて体験しました。なかなか上手にできていたと思います。
そのあと、教員3人も体験しました。その中に私もp加わりました。ちょっと恥ずかしかったですが、楽しいひと時を経験させていただきました。
福さんありがとうございました!
最後にローラースケートで、光GENJIさんの「スターライト」をお披露目し鑑賞は終わりました。
福氏が生徒に向けて語ってくれた話の中でとてもいいことを話してくださいました。
福氏は幼いころにお父様の影響(お父様も腹話術師で協会の会長です)で腹話術に取り組み、またローラースケートも取り組まれました。これらのように自分が興味を持ったことが、今では職業となり人々を楽しませる素晴らしい活動をされています。サラリーマン時代もあったとのことですが、それでもやめないで続けられたことが今に生きているとのことです。
自分が興味持ったことや好きなことをやり続けること、あきらめないこと、そうすればちょっとしたきっかけで自分の人生が変わっていくこともある、いい方向に進むこともあるというお話をいただきました。
さまざまな影響で継続することが難しくなったり、これ以上は...とあきらめなければならないのか...と考えてしまう場面に直面する可能性はあります。
そのときに、自分を信じて、周りを信じて、あきらめずやり続けることができる意思をもつことができたら何かが変わるかもしれません。行き詰ったときにはちょっと振り返ってみましょう。
勉強だけでなくこのような芸事が自分の人生に大きく関わるかもしれません。
「芸は身を助く(助ける)」といいます。何か一つでも興味を持つことを大切にしていきましょう。
福小介さん、この度は貴重な体験をありがとうございました。