中学部

1.教育目標

「一人ひとりの生徒が心身の調和的発達の基盤を養い、さまざまな経験を広げ主体的な生活を送ることができる。」

(1)小学部(小学校)の教育の成果を引き継ぎ高等部へと発展させる。

(2)基礎体力の向上を図り、健康の保持・増進、生活習慣の確立をめざす。

(3)基礎学力の向上を図り、主体的な態度を養う。

(4) さまざまな経験を通し、社会性を養う。

(5)コミュニケーション手段の選択や工夫と、活用の向上を図る。

2.運営の重点

(1) 学部、学年、学級経営の充実を図る。

(2) 一人ひとりのニーズに応じた課題の設定を行う。

(3) 自立活動の指導内容と指導体制の充実を図る。

(4) 生徒を系続的、継続的に指導できるように教科の教材・教具・授業内容の工夫をし、指導体制を整える。

(5) カウンセリングマインドをもって生徒指導を行う。

3.指導の重点

生徒の将来を見据えた「個別の教育支援計画」を作成し、一人ひとりの生徒の障がいの状況、発達の段階、生活のニーズに応じた教育に取り組むために、次にあげる内容を重点とする。

(1) 学習指導

・ 障がいの状況、発達の段階、学習到達度を的確に把握し、生徒のニーズ等に対応した学習グループを編成して個別指導、及び集団指導を行う。

・ 生徒の実態及びニーズに応じて課題を設定しその達成に努める。

・ 教材の精選、教具の工夫・開発に努め、わかりやすく楽しい授業の創造をめざし、基礎学力の向上を図る。

(2) 自立活動

・ 生徒の障がいの状況、発達の段階、ニーズに基づいて「個別の指導計画」を作成し、段階的、系統的に指導を行う。

・ 成長に伴って、生じやすい肥満や四肢体幹の二次変形、拘縮の予防に努める。

・より広く他者を受け入れる柔軟性を意識し、将来的に主体的に生きる基礎を築く。

・ 自立に向けて、生活能力の向上をめざす。

(3) 重度・重複障がい児教育

・ 健康の保持・増進、体力の向上に努める。

・ 日常生活リズムの確立を図る。

・ コミュニケーションの基礎的能力の向上に努める。

・ 生徒の実態・ニーズを把握し、「個別の指導計画」を作成し、重点課題の達成に努める。

(4) 特別教育活動

・ 生徒会活動を活発にするように努める。

・ 学年、学級活動を活発にするように努める。

(5) 校外学習

・ 学校内では得られない知識及び経験の拡大を考慮し、各学年の実態に即した校外学習を行う。