籠球や 兵どもが夢の跡

お久しぶりです!

三国丘高等学校定時制の課程バスケットボール部です!

昨年末で2人が引退しましたが、今年は3人の新入部員を迎え、活発に活動を行えています。

さて、先日の6月15日(土)、16日(日)に「令和6年度 全国高等学校定時制通信制バスケットボール大会大阪府予選」に参加して参りました。

先に申しあげます・・・

激戦でした・・・((+_+))

特に、激戦となった1回戦の様子を中心にご報告します。

夏の大会、それは我々バスケットボール部にとっては毎年壁となっている大会であります。

なぜなら、新入部員はもちろんのこと、上級生においても、過去3年間本大会で勝利を体験したものがおりません。

それだけに、1回戦突破にかける気持ちが強くありました。

試合前の部員の様子をご覧ください。

気合いに満ち溢れております。

そして何より、一丸となり気持ちを一つにプレーをしようとする姿勢が見て取れました。

バスケットボールはチームスポーツです。チームが一つになってこそ、力が発揮されます。

まだか、まだかと試合を待ちわびていた一同でしたが、ついにその時が!

試合開始です。相手は天王寺学館高等学校さまでした。

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1クォーター 三国丘 7ー5 天王寺学館

試合は一進一退のシーソーゲームです!

2クォーター 三国丘 13-13 天王寺学館

同点です!スコアだけでも緊張感のある拮抗した試合であることが伝わると思います。

そうした中、衝撃の事態が訪れました。

負傷です。

本校の保健室の先生が応援に駆けつけてくれており、本当に助かりました。

ヘッドコーチと共に手当にあたります。

本校バスケットボール部のメンバーは全員で7人。未経験者も多いです。試合には最低5人が必要です。メンバーが一人いなくなるだけでも大きな痛手となります。

そうした中、第3クォーター開始

ベンチのメンバーも総出で、まさに一丸となり、厳しい時間を堪えしのぎます。

3クォーター 三国丘 18-13 天王寺学館

そして、第4クォーター、手に汗握る接戦が展開されます。負傷したメンバーも入りましたが、押され気味の展開となりました。そして、試合終了間際

残り、38秒で 三国丘 26-26 天王寺学館 の同点です。

緊張感漂うムードになりました。

たまらず、タイムアウト。ヘッドコーチからの激と作戦が伝えられます。

必ず勝ち切るという気持ちがメンバーからも感じられました。

部員だけではありません。この日は応援の生徒も多数駆けつけてくれていました。

一点を争う大事なフリースローの瞬間。応援する生徒の姿です。

拳を握りしめるほど気持ちの入った応援をしてくれております。

「入れ!入れ!」という心の声が聞こえてきそうでもあります。

しかし、4クォーター 残念ながら勝ち切ることはできず、

三国丘 26-26 天王寺学館 の同点で終了。延長戦へと向かいます。

そして、延長戦でも 三国丘 31-31 天王寺学館 の同点・・・!

再延長戦です・・・。

生徒の体力も限界に達しておりました。それは相手チームも同じ・・・。

両チーム負傷者を出しながらも最後の最後まで闘い切り、

再延長戦 三国丘 35-31 天王寺学館

で、運も味方し、何とか勝利をものにすることができました。

試合をしていただいた天王寺学館高等学校さま本当にありがとうございました。よい経験ができました。

試合後のメンバーの様子です。

満身創痍です。激戦の様子が伺えます。

保健室の先生が手当てをしてくれています。

試合に携わっていただいた方への感謝の気持ちを忘れないことも大事です。

最後に次の日の予定と試合の振り返りをして、一日目は終了となりました。

満身創痍の中、迎えた二日目。

準決勝 対 茨木工科高等学校さん 

三国丘 38-29 茨木工科 で勝利

メンバーの意地が見て取れた試合となりました。

そして、決勝 対 近畿情報高等専修学校さん

三国丘 37-65 近畿情報 で敗戦

結果は準優勝となりました!

試合をしていただいた方々、運営に関わっていただいた方、本当にありがとうございました。

本校にとっては「できすぎ」といっても過言でない夏の大会となりました。

何より、夏の大会で初勝利できたこと、接戦をものにできたことが大きかったと思います。

その流れが準決勝の勝利にもつながりました。

新入部員も試合には長くは出れなかったものの、勝利することのうれしさ、負けたことの悔しさを経験し、今後へのモチベーションを高めておりました。

「籠球(ろうきゅう)や 兵(つわもの)どもが夢の跡」

かつて、かの松尾芭蕉は激しい闘いが行われた場に生えている夏草を見て、儚さを感じたそうです。

今夏、勝利をめざしたツワモノたち。試合の終えた静かな体育館で、その勝敗を取り持つゴールネットを眺めていると、彼らの闘い、初の勝利はひとときの夢であったのだろうか。そんな儚い気分になります。

そして、連日の激戦にメンバーは力を出し尽くし燃え尽きてしまっていないだろうか、そんな心配もよぎりました。

しかし、それは杞憂に終わりました。

体育館を出ると、「先生!次も頑張りましょう!」とやる気にみちあふれていた部員。

そして、表彰されている生徒たち。その顔はもうすでに次の大会を見据えていました!

今大会で大きく成長したメンバーたち!

三国丘高校定時制の課程バスケットボール部、気持ちを新たに勝利をめざし精進していく所存です!

今後とも応援よろしくお願いします!