こんにちは。地歴公民科の田中です。
本日は3年生の日本史探究の授業風景をお送りします。
現在、3年生の日本史探究では原始時代(旧石器時代~古墳時代)を学習しています。原始時代は文字のない時代であり、古墳時代に大陸から文字が伝えられるまでの日本の歴史を知るには、出土物を調べることが必要であると学び、考古学の視点で授業が進んできました。
今回は本校全日制の協力のもと、全日制の社会科教室をお借りし、保管されている形象埴輪と弥生土器(壺)を実際に見に行きました。ちなみに私は家のすぐそばが古墳であり、家を建てる際に埴輪や土器の破片が大量に出てきました(すべて地元の教育委員会に寄贈しました)。
生徒たちは実際の埴輪や土器に触れ、感触や重さなどを確かめていました。生徒たちは「意外と重い」、「埴輪の腰のあたりに何かある」のような感想を述べていました。そのあと、なぜ弥生土器は赤褐色をしているのか、この埴輪は何を表している(形象している)のかを考えました。
歴史の学習は教科書だけでなく、実際に触れる、実際に現地に行くなど様々な学習が可能です。"ホンモノ"に触れることで見えてくるものもあると思います。これからも教科書だけの学習ではなく、このような体験を通した学習をしていきましょう。
3枚目の写真の埴輪は何を表しているか、古墳時代のどの時期のものか、なにか身に着けているがこれは何だろうか、弥生土器が赤褐色が多いのははなぜか。理由も含めて、みなさん考えてみてください。
ヒントは「鉄」です。