本校の「総合的な探究の時間」は、自分の興味に基づいて、いくつかの講座に分かれ、探究活動をおこなっております。
今日はその中で、講座「数ガ苦」の授業の様子を紹介します。
講座「数ガ苦」では、これまでに素数大富豪で素数と出会ったり、円周率をひたすら覚える活動を行ったりしてきました。また、最終目標である「∇演算子ゲーム」を楽しくプレイするためには何が必要かを考え、微分・積分や指数・対数など数学の知識を蓄えてきました。
生徒のみなさんは数学に興味のある生徒ばかりで意欲的に活動を行い、円周率を127桁まで覚えた生徒もいました。
今日は講座の最終回として、「∇演算子ゲーム」を行いました。
「∇演算子ゲーム」とは、簡単に言うと、最初に自分の兵隊として「1、x、x²」の3つを用意し、微分や積分、極限などを利用して相手の兵隊を全滅させたら勝ちというとても楽しいカードゲームです。
みんな戦略を練って真剣に取り組んでいました。
「sin xって微分したらcosxやっけ?」「xを2回微分して0にする!」「今ラプラシアン使われたら負けるから兵隊増やすわ!」「1とー1は線形従属やから消えるで!」などとても楽しそうな声が聞こえてきます。
ゲームを通して数学への理解が少し深まってのではないでしょうか。
この講座「数ガ苦」での経験を生かして、この先も数学と親しみ、数楽を楽しんでほしいと思います。