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2018/11/9 ◆平成30年度◆第2回泉鳥取高校学校運営協議会続き(2)

平成30年度 第2回泉鳥取高校学校運営協議会〔議事録〕

日時:平成30年11月9日(金)15:00~17:00   場所:本校会議室(A棟1階)

平成30年度 第2回泉鳥取高等学校学校運営協議会次第

日 時:平成30年11月9日(金)15:00~17:00

  〕14時45分~14時55分

1.学校長 挨拶

  2.本日の時程及び協議内容について(打合せ)

移 動

  会議室 〕15時00分~17時00分

1. 報告事項(1)近況、新しい取り組み等

      〇IZUTORI STANDARD 2018について (橋本教頭)

      〇海外修学旅行〔国際交流〕について(1年学年主任)

      〇高大連携について (近西教頭)

      〇制服改訂について (生活指導部長)

         (2)教科書選定について (教務部長)

         (3)その他

2. 協議事項(1)学校改革について「魅力ある高校とは!?」

          (2)本日のまとめ

3. 次回連絡ほか

         次回予定 平成31年 1月18日(金)

1.報告事項

(1)近況、新しい取り組み等

① IZUTORI STANDARD 2018 (橋本教頭)

 生徒、教員の両方に配っている。生徒の持てる力や可能性を最大限伸ばす「創造力を育む学校」を目指し作成した。そのためには、

(1)地域やグローバルな世界を『たくましく生き抜く力』の基となる「豊かな人間性」の涵養 

(2)地域やグローバルな政界を『たくましく生き抜く力』の基となる「確かな学力」の定着 

(3)将来の生き方をデザインし、自ら学び続けることができる生徒の育成 

(4)自ら学び続ける教師集団の確立

が必要である。年間、そして三年間を通して、それぞれの時期につけたい力が一目でわかる組み立てとなっている。

ICT活用・高大連携・地域連携他(近西教頭)

(i)ICT活用

   今年の夏に全HR教室に短焦点プロジェクタを配備した。プロジェクタを使用しやすい教科、そうでない教科等あるが、様々な教員がそれぞれ工夫をこらしながら使用している。

(ⅱ)高大連携

○大阪観光大学との連携

    9月27日第6限目のHRの時間を使って、第1学年国際交流行事として、大阪観光大学に来ているベトナムからの留学生との交流を行った。来年度の修学旅行の渡航先としてベトナムのダナンが予定されているので、その事前学習としての意味もある。主な内容としては各クラスに2、3名ずつの留学生の方と先生方に来ていただき、スライドを使ってベトナムの紹介をしていただいた。

生徒たちも非常に興味を持ったようで、姿勢を正して楽しそうに聞いていた。ベトナムの留学生たちは非常にまじめな方が多く、日本の文化に非常に強い関心を持ち、日本語の学習にも熱心であった。将来は日本で就職したいと考えている方もおり、そういった方との触れ合いは生徒にもよい影響を与えてくれるのではないかと期待している。ベトナムからの留学生は近所の人との交流がなかなかできていないので、交流は良い機会であった。(大阪観光大学副学長)

○和歌山大学との連携=教育ボランティア学生の受け入れ

    11月8日現在、和歌山大学から2名の教育ボランティアの学生を受け入れている。教科はともに社会。一週間に1、2回ほど、早朝登校指導、専門教科等の授業観察、放課後の部活、補習指導等を行っている。

(ⅲ)地域連携

〇全国アマモサミット2018in阪南 (峯近校長・近西教頭)

 11月3日「全国アマモサミット2018in阪南」が阪南市サラダホールにて開催された。アマモとは海藻の一種で、海中の酵素を増やし、生き物の産卵場所や隠れ家になるため「海のゆりかご」とも呼ばれている。研究者のみならず市民や高校生みんなで意見を交わし、活発な意見交流が行われていた。本校の生徒が総合司会として参加したほか、家庭科部が「創作ちらし寿司」、茶道部が「お点前」を披露するなど、地域の人々との交流も図ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができた。

○尾崎の自動車学校のステッカー (峯近校長・橋本教頭)

    泉鳥取の名前が入ったステッカーを無料で作成し、尾崎自動車学校の車に貼ってもらえることとなった。ステッカーを貼った教習車が町中を走るので、地域への大きなPR効果が期待できる。

③岩手県立「盛岡第ニ高校・盛岡第三高校」視察

 8月28日、29日に、岩手県立盛岡第ニ高校と第三高校を視察した。

盛岡第二高校は伝統的に女子生徒のみの学校で、朝のSHRの時間を使って新聞記事の内容をまとめ、自分の意見を付け加えて発表するというミニプレゼンを約10年間行ってきた。大阪府の高校でも2年次での学力低下が問題となっているが、こういった取り組みによって2年次の学力低下を防ぐ一つの布石となることを発見した。

盛岡第三高校は参加型授業を取り入れた学校で、生徒に参加させる授業づくりを教職員全体で意識的に行っていた。教員間の授業見学も盛んで、ほとんどの教室のドアが取り払われて自由に授業見学ができる雰囲気づくりがなされていた。生徒たちは、見学の教員が教室に入ってきても、気にするそぶりを見せなかった。普段から教員が入ってくることに慣れているという印象を受けた。

④海外修学旅行(第一学年主任:松井教諭)

ベトナムのダナンに行く予定。国籍の問題(パスポート等)、水の問題、衛生の問題、食事の問題等いろいろな課題もあるが、丁寧に保護者に説明し、訪問先の特色を生かして是非成功させたい。

⑤イングリッシュカフェについて(近西教頭)

  英語科教員、T-NET、地域のボランティアの方を中心に、イングリッシュカフェという取り組みを行っている。簡単な英語のやりとりをしたり、ゲームをしたりして、楽しく時間を過ごす中から、生徒のやる気の育成を期待している。生徒たちはT-NETに非常に親しみを持っており、和気藹々と有意義な時間を過ごしている。第二回ではNETの母国の高校の話をスライドで説明してもらい、生徒たちもたいへん興味を持って聞いていた。文化祭でも楽しい企画を用意している。これからもこのような取り組みを続けていきたい。

⑥制服改訂について(北岸教諭)

  和泉総合高校のエンパワーメントスクール化の影響で、本校への入学者(今の一年生)が減った。制服の刷新で入学希望者を増やしたり、学校のイメージアップを図りたい。

(2)教科書選定、入試問題について(教務主任:宮﨑教諭)

  教科書選定については、資料の通り行っている。平成31年度入学者選抜について、アドミッションポリシーは昨年通り。選抜にあたっての「学力検査の成績」と「調査書の評定」の割合については4:6のタイプ4を採用。学力検査問題の選択については国語B問題、数学A問題、英語A問題を採択した。

2.協議事項

〇学校改革について―――「魅力ある学校とは!?

〔峯近校長〕スピーディーな改革をしたい。新たな試みをたくさんしているが、それによって生徒たちがより落ち着くことで教職員もよりきめこまかい指導ができる。また、今年度は台風等でかなり授業時数が削られたが、欠けた授業時数の補填はしっかりと行っている。目先にとらわれるのではなく、今学校に通っている生徒たちの10年後、20年後を見据えた指導、改革を行っていきたい。

〔委員提言〕魅力ある学校の前提条件とは「学びに向かう力をつける」「豊かな人間性をめざす力をつける」「キャリアをめざす力をつける」ことである。そのためには様々な仕掛けが必要だが、それらは整理されていることが必要である(イングリッシュカフェ、制服改訂、地域の行事等)

⇒達成感をどう学びに向かう力につなげていくかがポイントである。その達成感と取り組みの間をつなぐものが必要である。そして最終的には「学びに向かう力」だけでなく「確かな学力」をつけるためにどういった手立てをうつのかということを具体的に考えていかなければならない。

〔委員提言〕いろいろな取り組みを見て感じたのはコンセプトが「生徒が主役」であるということ(修学旅行の行き先アンケート等)。それについては非常に良いと思った。

(委員質問)教職員の改革におけるインセンティブとはなにか。また教職員自身のプロモーションではなく社会の中でどう行動していくべきなのか。

〔峯近校長〕生徒の授業アンケート等が昇給に関係してくる。

〔委員提言〕日本の教員は世界で一番多忙。今まではワーカホリック的に働けば、成果が上がってきたが、ワークエンゲージメントでも成果があがるということを証明し、どちらをとるかといったところだろう。

〔委員提言〕「地域をイズトリで変える」というのがあったらより魅力的。その前提条件として「地域の行事に参加する」「生徒のやりたいことを実現する」というのがある。こちらとしてもそのような協力をしていきたい。

〔委員提言〕子供に良き体験の機会を与えてあげて欲しい。何も知らずに次のステップに進むのではなく、いろんな経験をさせてあげてステップアップしていってほしい。何もさせてもらっていないのが一番かわいそう。

〔委員提言〕生徒を動かすには仕掛けが大事、仕掛けかたによって生徒の動きがかわるし、より動く。仕掛けの一つとして生徒に役割を持たせるというのはどうか。責任をもたせたらやらないといけないという気持ちになる。また、制服に関しては、ゆずったりもらったりの予約をしている保護者もいるので、もしかしたら経済的な負担になるかもしれない。ミニスカートOKにした方が入学希望者は増えそうな気もする。

また、いろんな場面でのPTAの参加が少ないのでもっと参加することも考えていきたい。

〔委員提言〕PTAが学校を信頼している学校は子供の学力が伸びる。

学校とPTAとのつながり、連携が大事。

〔委員提言〕ひとりひとりに手をかけすぎる指導はかなり疲れてしまう。行事などイベントを生かして、学校の魅力化を図っていくことも大事。イズトリスタンダードの中のどの行事でどの力を育むかを明確にし、教育目標に沿った行事が適切に配置されていることが必要である。

(〔委員提言〕下校指導中に近隣の方に女の子のスカートが短すぎと言われた。他にも、高速の降り口の横断歩道がないところを集団で横断さないようにさせるとか、学校全体のイメージも気にしながら指導していかないといけない。

〔委員提言〕集団のなかでの規範がないのはなかなか厳しい。規範づくりに取り組んでいく必要がある。

〔委員提言〕保護者が一番のぞむことは安心安全で楽しい学校作り。そのような学校に是非なってほしい。

〔委員提言〕インターンシップの強制化で、地域社会の目線から躾や規範作りを図っていくのはどうか?。