◆児童生徒の自殺を防ぐために
児童生徒の自殺を防ぐためには、学校や家庭、地域においての対応や連携が重要です。また、自殺が起こりやすい時期が事前に予想できるのであれば、その時期に集中的な対応を行うことで一層の効果が期待できると考えられます。18歳以下の自殺において、過去40年間の日別自殺数を見ると、夏休み明けの9月1日に最も多くなっているほか、春休みやゴールデンウィーク等の連休など、学校の長期休業明け直後に自殺者が増える傾向があることが分かっています。
この時期は、児童生徒にとって生活環境が大きく変わる契機になりやすく、大きなプレッシャーや精神的動揺が生じやすいと考えられています。
このような時期に着目し、児童生徒の変化を把握し、学校や地域、あるいは家庭において見守りの強化や児童生徒向けの相談や講演等の対応を集中的に行うことが効果的です。【内閣府作成H27自殺対策白書から引用/編集】
学校でも注意を払っていきたいと考えておりますが、ご家庭におきましてもお子様の見守りやコミュニケーションに努めていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。