学校長あいさつ

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令和6年度 HP校長挨拶

 学校長の貴志英彦です。令和4年に着任し3年目となりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 現在の様々な社会活動再開の状況を鑑みると非常に感慨深いものがあります。

私たちは、この数年間に得た「たくさんの知見」の上に「どのような未来像」を描くかということ、それがまさに学校経営において最も大切なテーマとなっています。

 学校は、社会の他のどんな場所より「安全」で「安心」で「快適」な場所であることが求められます。学校の施設や設備の改善、組織的な対策や危機管理、そして個人が何をすべきかなど様々な課題を解決するよう様々な取組みの連続でした。

 児童生徒は、不自由な生活の中でも、決められた自分の役割をしっかり果たして、成長とその逞しさを見せてくれました。

 その児童生徒の「個々の力」を更に引き出し、社会の中で大きく伸ばして発展させることが学校の役割であることが明確になりました。

 今、世界では争いごとが絶えず「人権」の危機が現実に起きています。世界中の子どもたちが、安心して今日を暮らすためには、私たちのできる小さな一つ一つの取組みを広げて社会を変えていくことも私たちに課せられています。

 私たちの日々の実践は、毎日の学校生活から「笑顔」で人とかかわり、人と人とのつながりがこんなに素晴らしいことであると実感することです。

 私たちの「笑顔」から始まる小さな取り組みは、社会を変える大きな「力」となると信じております。

 

 西淀川支援学校では、めざす学校像に「共生社会における『自立』と『参加』する力をはぐくむ学校」と掲げております。その実現には教職員一丸となり取り組みます。

すべての教職員が、命を守るための日常及び救急の対応、災害時に至る危機管理の知識と技能を高め、さらに高い人権意識を土台にしながら「一人ひとりを大切にする」教育を実践します。

すべての教職員が、授業や自立活動をはじめあらゆる場において障がいのある児童生徒の教育に対する「高い専門性」を有し、さらにそれを組織的に高める取り組みを継続します。

すべての教職員が、地域や社会に積極的にかかわります。一貫したキャリア教育目標のもとに児童・生徒が自己の社会的役割を果たし、「豊かな進路実現」をめざす教育を実践します。

 令和6年4月  校長 貴志英彦