★2018年度 教育ボランティア受入活動の振り返り★(和歌山大学教育学部大学院生・学部生を受け入れました)
◆平成30年度、和歌山大学教育学部から、大学院生(9月~2月)、学部生(11月~2月)、それぞれ来ていただきました。主な活動日は毎週水曜日。お二人とも社会科専攻。社会科各教科指導への授業サポートや生徒の放課後の学習支援、朝の登校指導や昼休みの生徒指導、さらには社会科以外の教科の見学などのボランティア活動をしてくれました。彼らは生徒たちの学習を支援し、本校教員とも積極的に協力し、大いに、学び、大いに成果を上げてくれました。お二人とも、この体験と成果を大学院や大阪府泉南地区ボランティア活動報告会で発表するなど大学との連携づくりの懸け橋ともなってくれました。
◆実践的地域共育推進事業・実践的地域連携教育推進事業(附属・公立)」成果報告会(於:和歌山大学教育学部棟) 平成31年2月16日(土)13:30~
第二部 分科会10「大阪府泉南地区ボランティア活動報告」14:55~17:00
教育ボランティア学生のお二人は、本校での活動の体験をレポートとしてまとめてくれましたので、ご紹介しておきます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・泉鳥取高校 教育ボランティア担当教頭/近西弘行
◆教育ポランティアを体験して〔振り返り・感想〕
学校ボランティアを終えて 和歌山大学教職大学院 河野翔太郎 学校ボランティアとしての活動が終了した今、実際の学校現場に携わらせていただいたことでたくさんの学びがあったと感じました。 ● 朝の立ち番、昼の巡回 交通量の多い道路で事故が起きないように交通整理をし、困っている生徒やトラブルが起こっていないかを確認する、朝の立ち番や昼の巡回を実際に体験させていただき、"教師"がいかに子どもたちの過ごしやすい学校づくりをしているのかが分かりました。今回の体験をもとに、自分が教師という職業につくことができた際には、生徒のための学校づくりというものをしっかりと考え、実行に移したいと思いました。 ● 最後に 活動を終え、本当に実際の学校現場を体験させていただき、非常に貴重な経験となりました。お忙しい現場の先生方に、たくさん携わっていただき感謝の気持ちでいっぱいです。こちらでの学びを生かし、立派な教師を目指し、精一杯頑張っていきたいと思います。 |
ボランティア活動を通して 和歌山大学教育学部3回生 田中達希 今回のボランティア活動を通して多くのことを学んだ。主な活動内容は、授業見学・生徒とのコミュニケーション・部活動補助・放課後学習支援などである。 授業見学では、日本史・世界史・現代社会などの社会科目を主に見学した。他にも、美術や英語なども見学した。自分が高校生の時には、話を聞いて板書を写すというようにただ授業を受けるだけだったが、今回のボランティアでは教師の言動に注目して授業を見学した。例えば、どのように発問しているのか、板書、どのような授業プリントを使っているのかなどである。その中で、教師の声かけが大切だということが分かった。また、生徒たちも指名され正解したときにはうれしそうにしていたので、自分も生徒が活躍できるような授業を作っていきたい。新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」ということが言われているが、高校の授業は専門的な内容が多いので、教師の話が多くなってしまう。その中で、どう主体的・対話的な授業を作っていくかが課題である。今回のボランティアで少しヒントを得たと思っている。ICTを活用した映像資料や自分でプリントを埋めるときには生徒たちは普段以上に集中していた。今回学んだことを生かして教材研究に取り組んでいきたい。 生徒とコミュニケーション取っていて感じたことは、廊下ですれ違ったりすると声をかけてくれたりするなど、泉鳥取高校の生徒はとても人懐っこいと感じた。自分の出身高校では、そのようなことはほとんどなかったので、学校によって全然雰囲気が違うと感じた。一方で、グループで話している生徒たちになかなか話しかけることができなかったことは今後の課題である。生徒との関係づくりは非常に大切なことなので、さらに頑張っていきたい。 放課後学習は、障害がある生徒と関わる機会があったが、どうコミュニケーションをとっていけばよいのか分からなかった。自分は改めて障害に対する知識・経験がないと痛感した。これから障害がある生徒と関わる機会が増えてくるので、もっと勉強して、また経験も増やしていきたい。 今回泉鳥取高校でボランティアを行い、様々なことを経験することができた。このような経験ができたのは、教頭先生をはじめ先生方のおかげである。忙しいにもかかわらず、ボランティアの自分に気を遣ってくださったので、とてもやりやすい環境でボランティアができた。本当にありがとうございました。今回学んだことをこれから生かしていきたいと思います。 |