四月も最終週となりました。
はじめまして。今年度、校長として赴任いたしました大川です。
この「定時制校長ブログ」も久しく更新されておりませんでしたが
本校の近況などできるだけこの場でご紹介できればと思っております。
よろしくお願いいたします。
春の訪れを感じる4月7日に入学式を挙行いたしました。
今回のブログでは入学式での式辞をお伝えさせていただきます。
入学式 式辞
成城高等学校定時制の課程の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
今日は、この記念すべき入学式に新型コロナウイルス感染予防のため、来賓の方々には出席をご遠慮
いただきましたが、今、こうして皆さんを迎えられたことはとてもうれしく思っています。
さて、本日ここ大阪府立成城高等学校定時制の課程に新たに１６人が入学いたしました。
皆さんの入学を教職員一同、心から歓迎いたします。
この成城高校定時制の課程は、定時制の工業高校をルーツに５０年以上の歴史があり、
これまでに多くの先輩たちがここで学び、そして社会へと羽ばたいていきました。
今日から新しい高校生活をスタートする皆さんも、先輩たちと同じく、自ら学びに取り組み、
この学校に来てよかったという思いとともに卒業できるよう頑張ってください。
まだしばらく新型コロナウイルスの影響により、予測のできない日々が続くかもしれません。
しかし、そのような事態であっても、新たな希望をもってスタートするみなさんの高校生活が
素晴らしいものとなるよう、われわれ教職員一同、共に頑張りたいと思っています。
成城高校で自分の可能性にチャレンジするみなさんに私から、二つのことをお話しします。
一つめは、まず授業を大切にし、目標をもって積極的に学ぶことです。
高校生になったからには、言われたことをやるだけではなく、自ら主体的にたくさん学んでください。
これからは知識をつけるだけでなく自分の考えを表現したり、
友だちと共有したりすることも求められるでしょう。
また、自分の将来の目標ができれば、より学力の向上は進みます。
二つめは、人と話をすることです。
相手の思いを理解し、そして自分の思いも伝えられる人になってください。
まず先生には遠慮せず自ら対話をしてください。
うまく伝わらなかったり、自分が理解できないこともあるでしょう。
しかしその経験の積み重ねが大切です。
成城高校では生徒一人ひとりの個性を尊重し、寄り添った丁寧な指導を大切にしています。
話をするのが苦手な人も先生たちに声をかけてみてください。
たとえ、うまく話せなくてもあなたの声にかならず耳を傾けてくれます。
それがお互いの理解の第一歩となります。
そしてそのスタートはあいさつからです。
まずは、校内で出会ったすべての人にあいさつをすることから始めて下さい。
自分を変えよう、挑戦しようという少しの勇気と思いを持ち、自分のペースでかまいません、
一歩ずつ行動に移してください。
生徒のみなさんと先生たちが「ONE TEAM」となった成城高校定時制の課程で、
自分を磨き、ともに学び、素晴らしい未来を信じてがんばりましょう。
以上を持ちまして、私からの入学式の式辞といたします。
令和３年４月７日
大阪府立成城高等学校 校長 大川 賢司