12月生徒集会講話
みなさん、こんばんは。いよいよ明日から冬休みです。2週間ほどの短い期間ですが、 冬休みにはクリスマスがあったりお正月があったりで、何かとウキウキした気分になる 人も多いのではないでしょうか。しかしながら働いている人や、アルバイトをしている 人にとっては、年末は忙しくてイヤだなぁと感じている人もいるかもしれませんね。そ れでも、やはり年末は街に活気のある方がいいですね。
さて、今年の冬休みは平成最後の冬休みということになりますね。この「平成最後の」 というフレーズは今しか使えないので、よく見たり聞いたりすることが多いですが、皆 さんは実際に使ってみたことがありますか。何かの区切りの時には、文章を強調すると きに、その区切りを表す言葉をくっつけて使ったりすることが多いですが、この「平成 最後の」というのもそういう使い方ができます。たとえば、卒業年次の皆さんなら、「平成最後の卒業生になるから、精一杯、残りの学校生活に取組んでみたい」とか、「平成最後の卒業生になれるよう勉強頑張るわ」などがありますね。それ以外の年次の皆さん も、「平成最後の検定試験に合格するよう頑張るわ」とか「平成最後の冬休みに部屋の 大掃除がんばる」などなど。せっかくですから、皆さんもそれぞれの努力目標を作って みてください。
さてもう一つ。あと10日で大晦日、そして新しい年が始まります。お正月の朝はい つもと変わらない朝のはずですが、何となく「新しくスタート」という気持ちになるの ではないでしょうか。新しい年が始まるということは、何かにチャレンジするきっかけ としては最適なタイミングだと思います。そういった意味で、冬休みは特別です。今年 の反省と新たなチャレンジの準備をする時間として過ごしてくれたらとても嬉しく思 います。
人間の脳はポジティブな言葉を話したり聴くことでパワーアップするそうです。この 冬休みにどんなことでもいいから目標を立てて、そして少しだけでもいいので実行して ください。三日坊主になってもいいです。その時はまた新しい目標を作ってどんどん言 葉に出してチャレンジしてみてください。
1月の授業再開の時に、皆さんがパワーアップして、活き活きとした表情であいさつ してくれることを期待しています。
成城高等学校 定時制の課程校長 麻野克己