10月後期始業式講話
みなさん、こんばんは。
10月に入って日が暮れるのが早くなりました。皆さんが登校してくる時刻にはまだ明るさが残っているので、先生方が正門で皆さんに声をかけるあいさつは「こんにちは」ですが、話をしているこの時間はもう外はすっかり暗くなっています。ですから、この場でのあいさつは「こんにちは」ではなく「こんばんは」になりますね。
さて、今日から後期のスタートとなります。先週に前期末考査が終わり、土日を含んで3日間の秋休みがあり今日から授業の再開です。秋休みの期間で気持ちの切り替えができたでしょうか。気持ちを新たにして、引き続き学校生活に前向きに取り組んでください。
さて、後期の開始にあたって皆さんに伝えたいことは、この「切り替えの大切さ」です。
先ほどのあいさつの話もそうですが、時と場所、場面や話をする相手によって、それぞれに適した行動や話し方に「切り替え」をすることが大切なのは、皆さんもわかっていると思います。ですが、しばしば人は「慣れ」や「甘え」から自分本位の行動や話し方をしてしまう場合があります。そうなると良い関係が作れなくなってしまいます。
皆さんはどうですか。家庭や職場、学校で「慣れ」や「甘え」が前面に出ていませんか。
できれば、人から注意されずに自分で気が付いて、気持ちと行動の「切り替え」ができるようになってほしいと思います。
卒業予定の生徒の皆さんの中には、9月になって就職や進学の試験をすでに受けている
人もいます。面接試験では当然、普段通りの服装や言葉づかいでは通用しません。何度も練習した人もいると思います。それでも、ついつい普段の言葉づかいが出てしまう場面もあるでしょう。「切り替え」をするというのは、そんなに簡単なことではないのかもしれません。だからこそ、普段から意識することが大切なのです。そして、意識することができたら、次に実際に行動に起こしてみる、ということがとても大切になります。
後期からは特に、普段の授業を大切にすることをもう一度、皆さんには意識して取り組んでほしい。授業を受ける態度、意識をしっかり「切り替え」て、先生との授業での適切なコミュニケーションを楽しめるようになってください。皆さんならきっとできると思います。期待しています。