みなさん、夏休みいかがおすごしですか。
本校も7月21日(金)から夏休みに突入しております。
しかし!三年生は3日間の補充授業があります!
この期間を活用して「三丘夏休ちょい研究」と称した課外授業を行いました!
内容は
①地球の大きさを歩測で計測しよう
②三国丘高校の標高を歩測で計測しよう
③古墳が作られる場所の条件とは
の三本立てで行いました。
暑い中ですが、生徒はがんばって参加しました。
さて、1日目です。
まず自分の一歩の長さを計測するところから始まりました。
野外実習に生徒は大喜びです!みんな、先生に見守られながら無心になって歩いています。先生の声も届いておりません。
自分の一歩の長さわかりました!次は自分の一歩を使って、距離を測る練習です。無心になって歩いております。先生も指示しなくてよいほど一生懸命取り組んでおりました。
距離を測れるようになったところで、いよいよ、地球の大きさを計測するためのデータをとります!
先生も生徒も無心になって歩きました。長い時間歩いてヘトヘトなはずですが、休むこともなく議論に入っております!
一日目はここで終了です。
さて、2日目です。
1日目に取ったデータから地球の大きさを計算します!
計算方法を学ぶためにまず動画を見ました。大変興味深げに、無心になって動画を見ていました!
少し分からない生徒もいたようで、「私は何を見せられていたのだろう」という心の声が聞こえた気もします。
計算方法を学んだところで、いざ!計算です!
電卓を活用し、一生懸命取り組んでおります!
計算が終わりました!
一生懸命取り組んだ成果がでておりました!
みんな実際の地球の大きさ(一周40,000km)に近い値を出しております!
その中でも最も近い値だったのは41,534kmでした!すごい!
この二日間の生徒の姿を多くの先生が見ておりました。ぜひとも、がんばりを認めてあげたい!先生の鶴の一声で教員チームが結成されました。
教員チームが祝福のために教室へ集結します。
そして、教員チームより二日間の生徒のがんばりを称えるとともに、最も近い値を出した生徒に表彰がなされました!表彰された生徒は大喜びでした!
さて、3日目です。
まず、三国丘高校の標高を歩測で計測しました。
堺東駅の踏切から三国丘高校に続く坂道を歩測で計測し、標高を計算します。
みんな、先生に見守られながら無心になって歩いています。
教室に戻り、歩測した坂道の距離を使い、三国丘高校の標高を計算しました。そして、計算結果が実際の値とどれだけ違うかを、国土地理院の地図データを使い確認しました。
三国丘高校の実際の標高は約14mですが・・・
なんと!一番近い値を出した生徒は14.064m!ドンピシャです!
3日目は、先生の都合もあって、教員チームは集まることができませんでしたが、授業担当の先生により表彰が行われました!
生徒は表彰を受けて大喜びでした!
前日の表彰も受けたかったようです!
リベンジ成功です!
うれしさのあまり、歌を口ずさんでおりました。
三国丘高校が少し高い丘の上にあることが分かりました!
自分の周囲のものがどのような場所にあるのかについて興味関心がわいたようです。高校のすぐ近くに世界遺産である「反正天皇陵」があります。そこで、古墳とはどのような場所に作られるのかについて調べることにしました。
古墳はその時代の位の高い人を祀るために、高いところに作られること、丘の上に作る方が作りやすいなどの理由から、一般的に少し小高い場所に作られることが分かったところで、3日間にわたる課外授業が終了しました。
ふりかえりには「歩幅はいだい」、「地名もっとしりたくなった」、「地球すげえ」、「昔の人の発想力はすごい」などのコメントがあり、充実した3日間になったようです。
もう少しで卒業し、社会に出る生徒もいますが、今回の課外授業の経験が生きることをせつに願っております。