平成30年度 学校教育自己診断の結果
保護者の皆さまへ
平成30年度 府立西寝屋川高等学校 学校教育自己診断の結果
校長 田尻 由美子
保護者の皆さまには、本校の教育活動について、日頃より多くのご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
平成30年度学校教育自己診断アンケートの結果について、報告いたします。
アンケートは、各設問4段階で評価していただきました。上位2段階が肯定的な評価となります。
【全般】
昨年度より肯定率が向上した設問の割合は、生徒68%、保護者76%、教職員40%。教職員の肯定率の割合が落ち込んでいますが、数値の変化はほとんどみられず、また、全項目の平均においても生徒73.9%、保護者69.6%、教職員84.3%と保護者を除いては昨年とほぼ同様でした。保護者の肯定回答（平均）は昨年より10%向上しており、アンケートの質問項目においても、５項目以外で昨年度を上回るという高い評価となっています。
「先生は子どもの評価を適切・公平に行っている」90.9%「学校は保護者の相談に適切に応じてくれる」86.5%と、いずれも保護者の高い評価を得ており、今後もご家庭と連携を取りながら、さらなる取り組みを進めてまいります。
【学習指導等】
「学校に行くのが楽しい」77%「先生は生徒の話をよく聞いてくれる」80.9%「先生は、自分が努力したことを認めてくれる」82.8%といずれも高評価を得ている反面、「授業は分かりやすく楽しい」63.4%と低く、ICT機器の充実や授業改善が急務であることを感じます。2022年度以降の新学習指導要領実施に向け、学校全体で授業改革に取り組み、また『活字離れ』を解消すべく、図書室利用率をあげる方策も進めており、図書館利用は約10%増加しました。分かりやすく楽しい授業の実現のため、教職員が研修や相互の授業見学などを通じて、課題の共有化に努めているところです。また、読書習慣やアルバイトに対する指導を含めた家庭学習の在り方を改善し、学力向上の取り組みを進めていく必要があると考えます。
【進路指導】
「将来の進路や生き方について考える機会がある」89.9％、「学校は進路についての情報を知らせてくれる」88％と高評価で、昨年度のポイントを上回っています。『キャリア教育の充実』が生徒の満足を得られる形で実施されていると思います。
【生徒指導等】
今年度の遅刻回数は、大幅に減った昨年度並みに減少しています。12月現在で、平均して年間１人あたりの遅刻回数は約３回となっていますが、一部の生徒に遅刻が重なる傾向はあります。しかしながら、学校の基本である授業を大切にしようという姿勢が少しずつですが、授業見学でも感じられます。
「生活規律や学習規律などの生活習慣の確立に力を入れている」「命の大切さや社会のルールについて学ぶ機会がある」が79％、「挨拶は自分から進んで行うよう心掛けている」77.9%。保護者の方も生徒指導の方針に共感し（78.9%）と昨年度を上回り、日頃から学校と保護者とが連携して学校生活の充実に努めていることが窺えます。
本校教職員も様々な場面で相互の連携を図りながら「チーム西寝屋川」として、日々生徒の指導に取り組んでおります。今回のアンケート結果を踏まえ、教職員一同、本校教育の一層の充実に努めてまいりますので、今後ともご理解ご協力をお願い申し上げます。