学校長より
校長あいさつ
平素は本校の教育活動にご理解とご協力をいただきましてありがとうございます。
令和3年度がスタートしましたが、昨年度から引き続いての新型コロナウイルスに関わる感染症の対応等で各種教育活動を制限することが余儀なくされ、生徒・保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
また、関係機関や地域関係者の方々、現場実習受け入れ企業様には、このような状況にもかかわらず、本校への絶大なるご支援をいただいておりますこと重ねて感謝申し上げます。
3月4日には、第4期生が卒業証書授与式を実施して新しい生活をスタートしました。
本来ならば、多数の来賓の皆様の祝福を受けての門出となるべきですが、出席者制限のなかでの卒業証書授与式でありました。しかし、一人ひとりの表情は緊張感のなか、自信と希望 に溢れる頼もしいものであったと記憶しています。式辞で『なにわ高等支援学校最後の授業』として、社会で生き抜くための基本として「挨拶」「御礼」謝罪」に加えて、「助けを求める、助けを求めることができる人もしくは場所を見つけておく」などの『helpのちから』を身につけることが大切であるとの話をさせていただきました。卒業生諸君の更なる成長と活躍を期待いたします。
新しい年度となった早々に大阪府には、4月5日に「まん延防止等重点措置」が発令され、再度の「緊急事態宣言」の可能性など、今後の状況も大変厳しいことが予想されています。その中での4月8日第7回入学式では本校48名、共生推進教室には府立東住吉高等学校に1名の新入生を迎えることができました。新入生の皆さんには、自分の目標を達成するためには『成功につながる良い失敗が大切』とスポーツを例にして、『校長からの最初の授業』として話をさせていただきました。新入生諸君には何事にも積極的に挑戦して、一つひとつ着実に将来につながる経験を積み重ねていただきたいと願っています。
今大切なことは、すべての人々が力を合わせてできる努力を着実に実施すること、まずは不要不急の外出を控える等の我慢と、マスク着用と手洗いの励行、三密を避ける工夫でこの厳しい状況を乗り越えることです。そしてワクチン接種を待ちましょう。
このような苦しい状況の中ですが、どうか保護者、関係機関や地域関係者、企業関係者の皆様には引き続き本校へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和 3年 4月
大阪府立なにわ高等支援学校
校長 楢崎 恭一