「選手権」
選手権が目前に迫っている。
1年前、前十字靭帯断裂という大怪我をした。手術と約8ヶ月のリハビリを終えて、部活に復帰した。復帰してからの練習では、思うように足を動かすことができず、怪我をする前とは足の感覚が全く違うことがすぐに分かった。成長した仲間と、入部当初よりも動けていない自分とを比べて焦りのようなものを感じた。以前のようにプレーできるのかという不安が頭に浮かんだ。だが、部活をやめるという選択肢は無かった。これまでの自分の努力に自信があったからだろうか。それとも、負けず嫌いだからだろうか。
選手権まで残っている期間は少ない。僕は窮地に陥ったとき、自分の限界を越える力を出すことができる。これからの期間は、覚悟を決めて本気でプレーする。その結果足が壊れても構わない。この部活動を振り返ったときに、最高の時間だったと思えるように、選手権に全力を捧げよう。
3年プレイヤーI
掲載:顧問佐藤