そして、自分だけの"Culture Tree(文化の木)"を作成。それぞれが自分にとって大切なもの、役割、趣味、価値観を「木」の形にまとめ、午後にはその発表を行いました。

続いてのテーマは、「自国の文化で誇りに思うこと、変えたいこと」。
「アニメ」や「時間に正確なところ」「安全な暮らし」など、さまざまな誇りが挙がる中で、特に多くの生徒が共感していたのは「お辞儀文化(Bowing)」でした。

一方で、「柔軟性がない」「シャイすぎる」「外国人差別」など、改善したい面も率直に共有されました。ちなみに厳しい校則については、教授が「でも、それって規律を学ぶ良い機会かも」と優しくフォローする場面もありました。
カナダのバディからも、「ホームレスが多い」「何も悪くなくても"ソーリー"と言いすぎる」「バスの中でしゃべりすぎる」といった、"変えたい文化"が挙げられ、互いの国の良さと課題をフラットに話し合う良い機会になりました。
最後は「もっと外国人を日本に受け入れるべきか?」というテーマでディベート。
「日本の文化や治安を守りたい」派と、「経済成長や多文化共生のために受け入れるべき」派に分かれ、それぞれの立場から熱のこもった意見が交わされました。時には笑いが起こったり、「なるほど」とうなずく場面もあり、教室は活気に満ちていました。
ディスカッションの終盤、「私たちはカナダに異文化を学びに来て、たくさんの優しさで迎えてもらった。だから今度は、私たち日本人が外国の人たちを優しく受け入れる番だと思う。」と発言した生徒のひと言に、教室が一瞬静まり、思わずみんなから感嘆のため息がもれました。
授業の最後には「違いを受け入れることこそが、多文化共生の第一歩」というメッセージが改めて伝えられ、生徒たちはお互いの意見を尊重することの大切さを深く心に刻みました。
笑いあり、気づきありの1日が、生徒たちの中に確かな変化の種をまいてくれたようです。