3年生のこの時期に毎年開催している「進路交流会」についてリポートします。

このイベントは、年齢の近い先輩たちに来てもらって、進路選択の理由や悩んだこと、学生生活や研究活動の楽しさや辛さなどについて直接聴ける貴重な機会です。忙しい中、後輩たちのために時間を割いてくれたのは、理系文系それぞれ4人の合わせて8人の大学生(院生)です。紹介します。

 大阪公立大学大学院理学研究科から74期生、京都大学工学部物理工学から76期生、京都大学大学院工学研究科博士課程から72期生、バレンシア工科大学から74期生、大阪大学大学院人間科学研究科から73期生、大阪大学法学部法学科から75期生、大阪公立大学商学部から75期生です。

 みなさん、後輩たちのために、包み隠さず、受験生だった頃の心境とか、勉強の仕方とか、研究のエピソードとかを話してくれました。積極的に質問する生徒もいて、会場は熱気に包まれていました。

 SSHでは、博士人材の育成が求められています。先輩たちの考え方を聞いて、生き方を見て、研究者としての未来を描く人は少なくないのではないかと思いました。

 一方で、青年期はモラトリアムと言われるように、自分の将来を漠然と捉えるのが精一杯という人もいるでしょう。私見ですが、人生そんなに思い通りになるものではないので、今の時点で自分を追い詰めるようなことだけは避けてほしいと思っています。聴いてもらったように、先輩たちにもいろんなタイプがいます。将来設計までできあがった状態で受験した人ばかりではありません。夢を叶えたように見える先輩も、自分と同じ人間なんだということを感じ取ってもらえたら、それも「進路交流会」の成果ではないかと思います。我々が生きてきた道も、あなたがこれから歩んでいく道も、一本道ではありません。


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