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2022年度 2学期終業式 校長式辞

2学期 終業式 式辞

 みなさんおはようございます。2学期終了にあたり式辞を述べます。

 夏、秋を超え本格的な冬を迎えています。今学期、新型コロナウイルス感染症といった未知なる状況が継続する中ではありますが、みなさんが授業やHR活動、学校行事、部活動、国際交流などに積極的にとり組み、大きく成長する場面を確認することができました。課題はゼロではありませんが本校トータルに飛躍の時と捉えています。時の流れに取り残されることなく、また、周囲への感謝の気持ちを忘れずに前に前に進んでいただきたいものです。

 また、今学期の始まりにみなさんにお伝えした【イノベーションの概念】などもしっかりと記憶に留めて下さい。

 さて、みなさんが更に飛躍し、国際社会に貢献できる人材となっていただくため、本日は近年もっとも注目されている「SDGs」の特徴・性質について再確認しておきます。ある新聞による認知度調査では(「SDGs」という言葉を聞いたことがある)が2017年では12.2%であったのが、2022年では76.3%と急伸しています。これは、「社会・経済・環境・それを支える構造という4つの意味において続かなくなってきている地球とそこに生きる命を何とか続かせるため」の取り組みで「誰一人置き去りにしない」と言ったスローガンの実現を謳っています。

 その性質は、普遍性・統合性・変革志向性・正当性強化・連続指向性・モニタイング可能性・人権重視性などと論じる学者もいます。私は、その中でも最も重要な基本理念は【他人事を自分事として捉える】人権重視性と捉えています。「MDGs」終了後、2015年に国連にて採択され、目標の最終年は2030年ですのであと8年と迫っています。「MDGs」については解説しません。「SDGs」との違いについては時間のある際に探究して見て下さい。いずれにしても取り組みの質が他われる時代に入ってきています。我が国においては他国と比べ、拡がりと深さに欠ける。そればかりか、歪みすらみられるとの見解があります。みなさんの日常における「SDGs」の拡がりや深さはいかがですか、家族や大切な人と話し合ってみて下さい。そして、身近な「SDGs」に取り組んで下さい。本校では令和4年度学校経営計画、中期的目標にグローバル人材の育成の観点より、SDGsの視点を踏まえた授業やHR、総合的な探究の時間、特別活動の実施を奨励しています。新年度も引き続き奨励します。みなさん日常的に人権尊重の基本理念を忘れることなくますます学びを深めて下さい。【持続可能な開発目標】の達成にむけ共に取り組みましょう

 終わりになりますが、新年 ウサギ年がみなさんにとって幸多い年となることを祈念して、2学期終業式の式辞とします。                                  

                                           校長