「ものづくり応用実習」の授業では、溶接の実習をしていました。
溶接とは、金属の部品に電気やガスの熱を加えて溶かしたりくっつけたりする技術のことを言います。
工場などで金属の部品にむかって火花がバチバチと飛んでいる様子を見たことがある方も多いと思いま
す。そのイメージ通り、生徒たちは実際に遮光マスクと皮の手袋や防護服であるエプロンをつけ、非常
に温度の高い溶接棒を使用しながら鉄を溶かし、くっつける作業をおこなっていました。
遮光マスクをつけないととてもではありませんが肉眼では目を傷めてしまうことになります。飛んでく
る鉄の破片から皮膚を守る役割もあります。危険もともないますので先生方は生徒たちから目を離さ
ず、適切なタイミングで細かな指示の声かけをされていました。
溶接の実習は、集中力も求められます。生徒たちは真剣な表情で慎重に実習をしていましたが、うまく
できたときはにこやかな表情も見られました。慣れてきたときこそ油断することなく安全に授業がすす
められていました。
世の中には様々な機械があふれ、AIが注目されていますが、高い技術とセンス、そして経験が要求され
るものづくりでの溶接は、まさに「手に職」といわれる人間の技術が必要な職種だと思います。
本校での学びが生徒たちの将来に活かされることにつながって欲しいと思います。