1月8日(金)・15日(金)に、本校の専門学科「リビングデザイン科・福祉分野」の授業において、「介護予防運動講習」を実施しました。
当日は、枚方市健康福祉部・地域健康福祉室健康増進・介護予防担当の作業療法士や理学療法士の方にお越しいただき、講義と実技指導を行っていただきました。介護が必要になる原因や介護予防に大事な要素といった「介護予防運動による高齢者の体と心の理解」についてのお話と介護予防の体操を高齢者の方に取組んでいただく際に必要な視点についてわかりやすく説明していただきました。
「福祉」の授業では、枚方市が健康増進のための活動として普及している「ひらかた元気くらわんか体操」に普段より取り組んできましたが、体操は「体力づくり・元気づくり」として柔軟性や筋力・認知機能低下予防のための取り組みであると同時に、高齢者の方が地域とつながって孤立を防ぎ、支えあう関係づくりという仕組みとしての取組みであることを学びました。
今後、生徒が地域の高齢者の方々と一緒に体操する機会においては、言葉かけや注意するポイントとして、無理せず、安全面に気を付けること(足を上げるときは、ぐらついたときにすぐに足をつくことができるように前に上げる、ぐらぐらしそうなときは無理せず椅子を置いて持ってもらう、など)や間違ってもよいと安心して取り組んでもらうこと、視線を上げて姿勢をよくしてほしい時は「画面をよく見ましょうね」と伝えるなど具体的に説明してくださいました。
生徒は、あらためて高齢者の立場で体操について考えることができました。