
「猛暑日」が続いています(汗)
「猛暑日」とは日中の最高気温が35℃以上の日をさし、2007年4月から正式な予報用語として気象庁で使われるようになったそうです。それ以前は「酷暑」が一般的だったような気がします。とにかく暑すぎる夏日が続いていますが、この土日をはさんで最高気温が下がる予報です。
さて、芥川高校は8月18日に始業式が行われましたが、その際にお話しした式辞を抜粋して紹介しておきます。
私は、朝の通学路や学校で、皆さんに「おはよう」と声をかけます。多くの生徒は「おはようございます」と返してくれます。中にはとびっきりの笑顔で! とても気持ちよく素晴らしい一日のスタートを切ることができます。何でもないあいさつの言葉ですが、言葉には人の気持ちを爽快にさせる不思議なチカラがあるのです。
しかし、ネガティブな言葉もあります。たとえば、朝の出がけに家族と喧嘩したりすると一日が憂鬱になってしまいます。あなたが目の前の相手を傷つけるつもりもなく「鬱陶しい」と言ったとしましょう。もちろん、その言葉は相手を傷つけてしまいます。そして、その言葉は自分の耳にも届いているのです。つまり、人を傷つける言葉、勇気をくじくような言葉、人を失望させるような言葉、憎しみ、悲しみ、ねたみの言葉は、そのまま自分に返ってくるのです。
逆に、たった一言で人生に影響を与えるような言葉もあります。『コトバのチカラ』という本の中に、ある母親からのエピソードが載っていましたので皆さんに紹介します。
小学校5年生の息子が自転車に乗っていて車にはねられ、3日間生死の境をさまよった後、何とか一命をとりとめた。加害者の大学生が病室を訪れ、恐る恐る震える声で「ごめんね」と謝った時、包帯でぐるぐる巻きになった5年生の息子が苦しい息の下で、「僕のほうこそ」と言ったのです。誰にとっても思いがけない言葉だったのですが、それを聞いて大学生は声をあげて泣きました。「あの時ほど嬉しかったことはありません」と。母親にとっても、それまでの加害者を憎む気持ちがふっと、その言葉で救われました。みんなの心が、その言葉によって救われたというのです。
言葉の霊と書いて「言霊」と言います。 言葉は声にすることで力を宿します。
新学期のスタートにあたり、皆さんには、他の人に向けたネガティブな言葉が自分をもネガティブに破壊していること。逆に、人の心に勇気を与える言葉、喜びを与える言葉、なんとも言えず人生を朗らかに感じるような言葉を、お互いに話すようすることで、自分もみんなも救われることを知って欲しいと思います。むづかいし言葉でなくてもいいのです。出会った人が元気になるような挨拶だけでも十分な力を発揮するのです。
コトバのチカラで、芥川高校が、明るく、やさしく、笑顔がひろがる、美しい空間に満たされればいいですね。