1月31日(月)2年生は総合的な探求の時間とLHRを活用して、『拉致問題に関する人権学習』を実施しました。この学習の主題名は「人権」とは何だろう~アニメ「めぐみ」をとおして~ ねらいは① 拉致被害者やその家族の思いを想像することで、人の痛みや辛さに寄り添い、共感する心情を育む。 ② 人権の意義やその重要性について理解し、拉致問題が人権侵害であることに気付かせる。③ 拉致問題以外の人権問題について考える学習への動機づけとする。の3つです。この問題について考えを深めるためには、できるだけ自分の日常に近づけ、その中で生じた事件であることが学習の入口でした。そのうえでDVDアニメ「めぐみ」(15分版)を視聴しました。その後ワークシートを活用して、めぐみさんがいなくなった時の家族の気持ちや、めぐみさん自身の気持ちを考え「本来できるはずのことができなかった」悔しさ、悲しみを共有しながら、拉致が人権を奪うものであることに気付いていきました。次の時間には、物事を自分の意志によって自由に行うことができる資格が「権利」であり、すべての人々が生命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利、人間が人間らしく生きる権利が『人権』であることを学びました。そのうえで、「拉致をされためぐみさんの人権の中で、守られていないものは何だろうか?」という問いに対し、「世界人権宣言」の各条から抜粋した人権カードを用いて、一人ひとりが考え、発表し、全員で共有しました。
ほかの人の気持ちに寄り添い共感する心を持ち、人権感覚を磨いていってほしいと思います。次の時間からは、みんなで、いろいろな人権問題について学習を深めてください。